iPadには、環境音を再生できる「バックグラウンドサウンド」という機能があります。iOS 26では新たに環境音の種類が増えたほか、イコライザによる音質調整やタイマー設定、さらには「ショートカット」アプリとの連係も可能になりました。
iPadで集中やリラックスしたいときなどに便利に利用できますので、使い方をマスターしておきましょう。

○環境音を流せる「バックグラウンドサウンド」とは

iPadで仕事をしているときに集中できないと感じたり、読書しているときにリラックスできなかったりすることはないでしょうか。そんなときは、「環境音」を流してみるのがおすすめです。

意外と知られていないのですが、iPadには標準機能として、海の波の音や雨音などの環境音を再生できる「バックグラウンドサウンド」機能が搭載されています。

利用方法はとても簡単です。「設定」アプリを開いて[アクセシビリティ]→[オーディオとビジュアル]→[バックグラウンドサウンド]の順にタップし、[バックグラウンドサウンド]をオンにします。すると、[サウンド]欄に設定された環境音がiPadからすぐに再生されます。

環境音を変更したい場合は、[サウンド]欄をタップします。すると候補の一覧が表示されるので、好みのものを選んで切り替えることができます。用意されている環境音には、海や雨、小川、夜、たき火、喧騒、蒸気、飛行機、船、バス、列車などさまざまな種類があります。

さらに、[バックグラウンドサウンド]の設定画面では、再生音量の調整をはじめ、音楽や動画などのメディア再生中に機能をオン/オフする設定や、メディア再生中の音量調整、イコライザによるパーソナライズ、タイマーの設定、ロック中の再生可否なども細かく設定できます。

利用するシーンに合わせて環境音や音量を調整し、自分好みにカスタマイズできるのが大きな魅力です。


○「設定」アプリを開かずに環境音を操作する

iPadのバックグラウンドサウンドはとても便利な機能ですが、再生をオン/オフしたり、環境音を切り替えたりするために「設定」アプリを開くのは面倒です。そこでおすすめなのは、コントロールセンターに専用のコントロールを追加しておく方法です。

iPadの画面右上端から下にスワイプしてコントロールセンターを開き、画面左上にある[+]追加ボタンをタップして[コントロールを追加]を選び、バックグラウンドサウンドのコントロールを追加しましょう。これで機能のオン/オフや音量の変更、環境音の切り替えなどがコントロールセンターから素早く行えるようになります。

またもう1つ、iPadのトップボタンをトリプルクリックして機能のオン/オフを切り替える方法もあります。こちらは同じく[アクセシビリティ]を開いて[ショートカット]の欄から、[バックグラウンドサウンド]にチェックを入れるだけで利用できます。

集中モードやアプリと連動させて環境音をオン/オフする

バックグラウンドサウンドをより効果的に活用したいなら、iPadOS 26から利用できるようになった「ショートカット」アプリのアクションを使い、自動化ワークフローを作成してみましょう。「ショートカット」アプリにはオートメーション機能があり、特定のアクションやイベントをトリガーにして、ショートカットを実行できます。

たとえば、"仕事"の集中モードをオンにしたときに合わせて環境音を流したい場合は、まず新規ショートカット作成画面で[バックグラウンドサウンドを設定]というアクションを追加し、バックグラウンドサウンドを有効にするショートカットを作成します。

次に、新規オートメーションの作成画面で"仕事"の集中モードを選択し、オンになったときにそのショートカットが実行されるように設定します。これでコントロールセンターなどから"仕事"の集中モードに切り替えたときに、自動的に環境音が再生されるようになります。

同様に"仕事"の集中モードをオフにしたときに環境音を停止させたり、特定のアプリを開いたとき/閉じたときにバックグラウンドサウンドのオン/オフを切り替えたりするオートメーションも作成できます。


また、[バックグラウンドサウンドを設定]だけでなく、[バックグラウンドサウンドを変更]や[バックグラウンドサウンドの音量を設定][バックグラウンドサウンドのタイマーを設定]といったアクションも用意されているので、これらも組み合わせれば自分の作業スタイルに合わせた便利なオートメーションを作成できるでしょう。

本連載は、「マイナビニュース」と「Mac Fan Portal」の2つのサイトで交互に掲載いたします。回によってどちらかのサイトに連載記事が掲載されますが、両方のサイトでご愛読くださいますようお願いします。
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