大谷が5戦ぶりのマルチ安打と活躍した(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間4月29日(日本時間30日)、敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で出場し、4打数2安打1打点という成績だった。チームは8-4で勝利した。

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 初回の第1打席は一死からトミー・ヘンリーの7球目カーブを捉えると、相手投手に直撃するかのようなライナーで中堅へ運んだ。これが2試合ぶりの安打となった。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで、大谷の打球速度は102マイル(約164キロ)だったとし「ドジャースは(ダイヤモンドバックス先発の)トミー・ヘンリーのボールを潰した」と投稿。大谷の打球速度とともに、第1打席のテオスカー・エルナンデスの安打が110.8マイル(約178.3キロ)、同じくキケ・エルナンデスが放った二塁打が110.7マイル(約178.2キロ)だったと紹介した。

 1点を先制されたドジャースは2回にキケ・ヘルナンデスの適時打で同点にすると、アンディ・パヘスの犠飛で2-1と逆転に成功。その後、一死満塁となって大谷の第2打席は二ゴロ併殺に終わっている。

 大谷は積極的に初球から仕掛けていったがチャンスを潰してしまい、思わず天を仰いだ。今季は満塁で4打数無安打と結果が出ていない。

 5回の第3打席に大谷は四球で出塁。6-4と2点差に追い上げられた6回の第4打席は遊ゴロに打ち取られた。それでも、8回の第5打席は無死一・二塁の好機で左翼へ適時打を放ち、今季19打点目を挙げて8-4とした。

 前述のカムラス記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニが強烈な打球を放つ。

彼は107.7マイル(約173キロ)のシングルヒットで打点を記録した」と、チャンスでの大谷の強烈な一打に感嘆の声を上げた。

 大谷はこの試合、5戦ぶりのマルチ安打で打率を.341とした。ただ、チェイスフィールドでは過去5試合ノーアーチ。25球場目の一発は明日以降に持ち越しだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]