大谷出場のドジャース戦が大量の蜂が集まって試合開始遅延に(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が「2番・DH」でスタメン出場予定のダイヤモンドバックス戦でアクシデントが発生した。

 現地時間4月30日(日本時間5月1日)、敵地チェイス・フィールドで10時40分から開催される予定だったが、試合前にバックネット最上段に蜂の巣が発見され、大量の蜂が集まって試合開始が遅れるという事態が発生。

中継映像には「BEE DELAY(ハチによる遅延)」と表示された。その際にはThe Beatlesの「Let It Be」を流す洒落をきかせていた。

【動画】大谷翔平出場のドジャース戦が、蜂の大群が集まり試合開始遅延のハプニング

 この状況に、ドジャース公式はXで「最高のハチのダジャレを送ってください。優勝者はハチをもらえます」とジョーク交じりに映像を公開し、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は「ドジャースが街にやってくると、いつも賑やかだ」と投稿している。

 大谷は昨オフに移籍の可能性を報じられていたブルージェイズとのトロントでの3連戦では、毎打席で激しいブーイングを浴びたが、アリゾナでのダイヤモンドバックス戦では、初戦で敵地にも関わらずファンからは拍手と歓声で迎えられた。

 29日(同30日)の試合では、初回の第1打席でトミー・ヘンリーの7球目カーブを捉えてライナーで中堅へ運んだ。

8回の第5打席は無死一・二塁のチャンスで左翼へ適時打を放っており、4打数2安打1打点で5試合ぶりのマルチ安打をマークした。10安打8得点を挙げて8-4でドジャースが快勝したこの試合では、打者が誰ひとり三振を奪われなかったという18年ぶりとなる記録も達成している。

 ハチの襲来で水を差されているが、大谷は過去6試合ノーアーチのチェイスフィールドで、25球場目の制覇となる一発を放てるだろうか。そのバットに期待がかかる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]