好調な鈴木に複数のクラブが関心を示しているようだ(C)Getty Images

 デンマークのブレンビーに所属する鈴木唯人の去就が注目されている。

 パリ五輪世代のMF鈴木は今シーズン、リーグ16試合に出場し、5ゴール・2アシストをマーク。

3月18日に行なわれたスーペルリーガ最終節のシルケボー戦でハットトリックを達成してからは絶好調で、現在開催中のリーグ上位6チームが争う上位ラウンドでは3得点・4アシストを決めている。

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 直近6試合で6ゴール・4アシストと大活躍中なだけに、鈴木は欧州の複数クラブから関心を寄せられているとデンマークメディア『Bold.dk』が報道。そのクラブの一つであるリバプールのスカウトがU-23日本代表MFの視察に訪れたと伝えられていた。

 そしてリバプールの専門メディア『LIVERPOOL.COM』も鈴木の動向に注目。「クラブはスズキの獲得に乗り出している」として、次のようにレポートした。

「リバプールはFAカップとヨーロッパリーグに手が届かなくなり、3位に転落したプレミアリーグのタイトルも可能性は低そうだ。

伝説のボス、ユルゲン・クロップの退任が迫っており、彼の後を継ぐ新監督が再びこのような事態に陥れないよう、適切な人材でチームを武装することに集中し始めるだろう。今シーズンは負傷やコンディション不良が追い打ちをかけた。夏の移籍市場で補強は必要だ。すでに何人かの名前が挙がっており、日本人プレーメーカーのスズキもその一人である。

 スズキは現時点ではリバプールにまだ早いかもしれないが、それでもエキサイティングな有望株だ。もし彼の獲得を巡って争奪戦が起こるなら、クラブはエンドウを頼ってU-23日本代表選手に接触し、世界の他のチームではなくアンフィールドに来るよう説得すべきだ」

 また、もう一つのクラブ専門メディア『Anfield Watch』も「リバプールのスカウトが訪れた試合で日本の新星スズキが2得点」と鈴木の移籍に興味津々で、「ここ数週間は目覚ましい活躍。

スーペルリーガ優勝決定ラウンドが始まってから、スズキは5試合で3得点・4アシストだ」と最近の好調ぶりを紹介している。

 3-4-2-1が基本フォーメーションのブレンビーでは、CFやシャドーで活躍しているアタッカーの鈴木。果たしてステップアップ移籍なるか、その動向から目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]