2本塁打含む4安打に大谷自身も打撃の状態に手応え(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間5月5日(日本時間6日)、本拠地ドジャースタジアムでのブレーブス戦に「2番・DH」で出場。今季9号と10号を含む4打数4安打3打点と大暴れし、チームの勝利に大きく貢献した。

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 米メディア『MLB.com』のフアン・トリビオ記者は自身の記事の中で「ドジャースがショウヘイ・オオタニと契約したとき、彼が今後10年間にわたってドジャースタジアムで生み出すであろう驚異的な本塁打と、ビッグな瞬間をただ夢見ていた。だからこそ、歴史的な7億ドルの契約を結ぶ価値があると信じていたのだ」とし、最後に「ドジャースの夢は今や現実となった」と伝えている。

 まさに夢が実現した日といっていい。大谷は初回の第1打席にカウント1-2からマックス・フリードの5球目カーブをバックスクリーンへ運ぶ先制の9号2ラン。打球速度は104.3マイル(約168キロ)、飛距離412フィート(約125.5メートル)の一撃だった。

 さらに、8回の第4打席、今度はA.J.ミンターの初球150キロのストレートをバックスクリーン左へ運んだ。

打球速度110.6マイル(約178キロ)、飛距離は464フィート(約141.2メートル)のダメ押しソロで1試合2本塁打をマーク。本塁打争いでリーグトップタイとなった。

 同記者によれば「464フィートはオオタニにとって今季最長記録であり、2024年のメジャーではエンゼルス時代の473フィートを記録した元チームメイトのマイク・トラウトに次ぐ2番目の長さとなった。これはオオタニのキャリアの中で3番目の飛距離だ」と、紹介している。

 現地メディア『SportsNet LA』は大谷の試合後のインタビューをX上に投稿した。大谷は自身3番目の飛距離となった10号本塁打について「振るべきボールを振れているというのがいいところ。

あの方向にしっかり距離が出るというのは、状態がいい証拠」と、打球方向と飛距離から自身の打撃に手応えを得ている様子だった。

 中堅から左への逆方向への当たりは、大谷にとって調子のバロメーターのひとつであり、飛距離に対しても満足のいくものだった。4年連続で2桁本塁打を達成し、これから量産態勢に入っていく予感が漂ってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]