牧(2番)を中心とした強力打線は完全優勝へのポイントだ。(C)産経新聞社

 2025年のプロ野球開幕は3月28日。

球春到来はまだ先だが、ここでは一足早く、“妄想”開幕オーダーを考えていく。今回はDeNA編だ(※選手の状況は2024年12月30日時点のもの)。

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 2024年シーズンは3位に滑り込み、クライマックスシリーズでは阪神と巨人を立て続けに撃破。日本シリーズでもパ・リーグ覇者のソフトバンクを4勝2敗で下し、26年ぶりの日本一に輝いた。歓喜に沸いた1年を終え、残る“宿題”は完全優勝のみだ。

 来る開幕戦は中日とのホームゲーム。未発表だが、おそらく相手は先発に高橋宏斗を送り込む。リーグ屈指の怪腕を打ち崩すために、“妄想”する開幕オーダーは下記の通りだ。

(中)桑原将志
(二)牧秀悟
(左)佐野恵太
(一)オースティン
(三)宮崎敏郎
(右)梶原昂希
(捕)山本祐大
(遊)森敬斗
(投)東克樹

 改めて並べてみると、日本一に貢献したメンバーが居並び、実に壮観だ。打線の総合力なら、かつて一世を風靡した「マシンガン打線」にも引けを取らないのではないか。

 日本シリーズMVPとなった“核弾頭”の桑原が塁上をかき回し、牧、佐野、オースティン、宮崎の「クリーンアップ+α」は球界屈指の打力を誇る。

 長打と俊足を兼ね備えた梶原がチャンスメークとポイントゲッターの両方を担い、捕手の山本もシュアな打撃と勝負強さで存在感を示す。

森はポストシーズンを経験して、成長の跡が見られる。

 開幕投手は東しかいないだろう。昨季は自身初の2年連続2ケタ勝利を挙げた左腕は、今や誰もがベイスターズのエースと認めている。中日戦では5試合に先発して4勝0敗、防御率0.70と圧倒的な数字をマーク。「ドラゴンズキラー」ぶりに期待がかかる。

 今回のオーダーからは外れたものの、控えにも実力者は多数控えている。

 最激戦区は外野で、関根大気や蝦名達夫、2年目を迎える度会隆輝に加え、来季は筒香嘉智も開幕からチームの一員にいる。

 他のポジションだと、遊撃に京田陽太や石上泰輝が入るパターンが考えられ、「超」が付くプロスペクトである松尾汐恩の起用法はどうなるか。また、ソフトバンクからトレードで加入の三森大貴も二塁を中心に内野のユーティリティ枠で重宝されそうだ。ベテラン捕手の戸柱恭孝、伊藤光のいぶし銀の活躍も長丁場のシーズンでは肝となるか。

 隙のない打線が高橋宏を攻略し、東を援護できるかどうか。開幕戦から目が離せない展開になりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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