井坪は高卒3年目シーズンのブレイクが期待される(C)産経新聞社

 阪神は21日、スタッフ会議を行い、2月1日から始まる春季キャンプのメンバー振り分けを決定した。

 球団公式HPでも発表された1軍にあたる宜野座メンバーの中で目をひくのは、多くの若手を抜擢したことにもある。

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 投手組ではドラフト1位ルーキーの伊原陵人、同じく3位の木下里都を1軍メンバーに組み入れ、野手でも成長が期待される4年目捕手の中川勇斗、2年目内野手の山田脩也がメンバー入り。

 また新たなブレイク候補として期待を高めているプロ3年目外野手の井坪陽生も1軍キャンプスタートとなった。

 関東第一高から2022年ドラフト3位入団。高校通算32本塁打とパワーが認められている。

 プロ2年間で未だ1軍出場は果たせていないが、昨季もウエスタン・リーグでは105試合に出場、打率.275、2本塁打、28打点、15盗塁をマーク。成長の跡を残した。

 また藤川球児新監督にもすでにアピールを果たしている。昨年11月9日に行われた秋季キャンプの紅白戦、紅組の3番で先発すると初回一死一塁の場面、先制の適時二塁打を放つなど、存在感を示した。豪快な打撃を見せ、指揮官にも潜在能力の高さを認められている。 

 外野手はリードオフマンの近本光司を筆頭にし烈なポジション争いとなるが、監督交代したときは選手にとっても絶好のアピールどき。チームにとっても得点力アップはV奪回への大きな課題となる。迎える2025シーズン、躍進した姿を見せられるか。

【宜野座キャンプメンバー】

(投手)
 西勇輝、伊原陵人、伊藤将司、門別啓人、才木浩人、畠世周、及川雅貴、村上頌樹、ニック・ネルソン、桐敷拓馬、茨木秀俊、大竹耕太郎、富田蓮、木下里都、石黒佑弥、岡留英貴、石井大智、川原陸、佐藤蓮、ジェレミー・ビーズリー、ホセ・ベタンセス、ハビー・ゲラ、ジョン・デュプランティエ

(捕手)
 梅野隆太郎、坂本誠志郎、榮枝裕貴、中川勇斗

(内野手)
 大山悠輔、佐藤輝明、小幡竜平、中野拓夢、熊谷敬宥、木浪聖也、小幡竜平、山田脩也、髙寺望夢、ラモン・ヘルナンデス

(外野手)
 森下翔太、近本光司、井上広大、井坪陽生、前川右京、豊田寛、野口恭佑

【具志川キャンプメンバー】

(投手)
 岩崎優、岩貞祐太、西純矢、下村海翔、椎葉剛、今朝丸裕喜、髙橋遥人、漆原大晟、島本浩也、湯浅京己、津田淳哉、森木大智、鈴木勇斗、小川一平、松原快、伊藤稜、工藤泰成、早川太貴、アンソニー・マルティネス

(捕手)
 町田隼乙、長坂拳弥、藤田健斗、嶋村麟士朗

(内野手)
 渡邉諒、糸原健斗、戸井零士、佐野大陽、百﨑蒼生、植田海、原口文仁、川﨑俊哲、ジーン・アルナエス

(外野手)
 島田海吏、楠本泰史、小野寺暖、福島圭音、スタンリー・コンスエグラ

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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