シーホース三河は2月8日(土)、2月9日(日)、バイウィーク前のアウェー戦、滋賀ダイハツアリーナにて滋賀レイクスと対戦した。

Game1、序盤からテンポの速いオフェンスで大量リードを奪う。

一時は滋賀の猛追を受け同点に追いつかれるも、オーガストのBリーグキャリアハイを更新する31得点の活躍で滋賀を突き放して快勝した。

迎えたGame2。堅い守備からのアップテンポなバスケで主導権を握り、2Qに39得点のビッグクォーターを作る。バリエーション豊かなオフェンスで圧倒し、ロスター全員得点でBリーグ開幕以降、チーム最多得点数に並ぶ110得点を挙げ、37点差で快勝した。

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―試合結果―
2025年2月8日(土)
滋賀 ● 80 – 99 〇 三河
(三河通算成績 25勝11敗)

1Q 滋賀 16–30 三河

ファストブレイクからリズムを掴み大量リードを築く

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

滋賀#2カミングスの3Pシュートで先制されるが、すかさず#19西田(優)が3Pシュートを返上。開始1分半に#19西田(優)の素早いボールプッシュから#13須田が3Pシュートを沈めると、#0オーガストもゴール下で奮闘し3-8と前に出る。

滋賀の高確率な3Pシュートで逆転を許すが、#0オーガストが個人技から強烈なダンクを叩き込み同点に戻す。

#32シェーファーが体を張って滋賀のオフェンスを停滞させると、#10レイマンと#0オーガストの2メンゲームや#32シェーファーのダンクなどで14-20とリードを拡大する。

滋賀のタイムアウト明けもオフェンスの勢いは止まらず、#7長野のアリウープパスから#10レイマンがバスケットカウントをもぎ取ると、残り1分半には#10レイマンが3Pシュートを突き刺し、14-26と二桁リードを築く。

その後も#54ガードナーのパワーアタック、#32シェーファーのダンクで滋賀を突き放して最初の10分を終える。

2Q 滋賀 40–44 三河 (滋賀 24–14 三河)

滋賀の猛追で一時は同点に追いつかれるが、西田(優)のフリースローで踏み止まる

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

滋賀#16野本、#12モータムの連続得点で23-32と一桁差に押し戻されるが、#54ガードナーのバスケットカウントで対抗する。

三河のタイムアウト明け、ゾーンディフェンスを展開する滋賀に対して#27石井が3Pシュートを射抜くと、開始3分には#27石井がノールックパスで#54ガードナーの得点をお膳立てし、25-40とリードを拡大する。

しかし、その後はシュートを決め切れずスコアが停滞。#16西田(公)が激しいボールダイブでチームを鼓舞するが、滋賀のオフェンスを止められず15-0のランで試合を振り出しに戻される。

苦しい時間帯が続く中、#19西田(優)の強気なドライブとアーリーオフェンスから獲得したフリースローで踏み止まり、40-44でハーフタイムに突入する。

3Q 滋賀 58–74 三河 (滋賀 18–30 三河)

シーホース三河、滋賀レイクスとのアウェー2戦を制し4連勝を飾る

オーガストがダンク祭りを開催し滋賀を突き放す

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#13須田、#0オーガストが中心となり一挙6得点を挙げ、40-50と再び二桁リードまで広げる。滋賀のタイムアウト明けも、#0オーガストがこぼれたシュートをダンクでねじ込みチームを勢い付ける。

滋賀#2カミングスの得点で一桁差に迫られるが、#13須田が3Pシュートで応戦。開始4分には、狙い澄ましたスティールで#0オーガストがボールを奪い取ると、そのままワンマン速攻からダンクを炸裂させ、46-62と一気に滋賀を突き放す。

その後も#0オーガストが積極的にリバウンドに飛び込み三河ペースでゲームを進める。

残り4分半、滋賀#2カミングスのダンクで流れが傾きかけるが、すかさず#0オーガストがダンクを返上して主導権を譲らない。

#12モータムを中心に反撃を図る滋賀に対して、#54ガードナーのリバウンド、#10レイマンのバスケットカウントで畳み掛け、58-74で4Qを迎える。

4Q 滋賀 80–99 三河 (滋賀 22–25 三河)

オーガストがBリーグキャリアハイを更新して快勝

スタートは、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

滋賀#6岡田の3Pシュート、#2カミングスのフリースローを許すが、#10レイマンが個人技で打開を図り3Pシュートを射抜く。

#18角野がデザインプレーから冷静に3Pシュートを決め切ると、#11久保田も連続で#0オーガストのダンクを演出。

残り3分半には、#0オーガストがドライブからキャリアハイを更新するダンクを成功させチームを盛り上げる。

その後も滋賀が決めれば#0オーガストのダンクや#10レイマンの3Pシュートなどで反撃し80-99で試合終了、バイウィーク前のアウェー初戦を白星で飾った。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

後半にしっかりと自分たちのアイデンティティーを持ってプレーしてくれました。 ペイントを支配することもできました。特に後半のスターターの5人がいい時間帯を作ってくれました。

逆にベンチから出てくる選手たちは前半で良い流れを作ってくれたと思います。 自分たちのチームは多くの選手がプレーをしていますし、ベンチの層が厚いのも自分たちの強みの一つだと思っています。

シーホース三河、滋賀レイクスとのアウェー2戦を制し4連勝を飾る

―試合結果―
2025年2月9日(土)
滋賀 ● 73 – 110 〇 三河
(三河通算成績 26勝11敗)

1Q 滋賀 18–22 三河

堅いディフェンスからアップテンポなバスケを展開

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

立ち上がりから攻守ともにアップテンポなバスケを作り出し、#19西田(優)がファストブレイクで先制点を挙げる。約4分半にわたり滋賀にフィールドゴールを決めさせず、#11久保田がドライブで加点。#54ガードナーが粘り強くオフェンスリバウンドを確保すると、#0オーガストが勢いよく飛び込んでダンクを叩き込む。さらに#54ガードナーのポストアップから再び#0オーガストのダンクが炸裂、1-8とペースを握る。

滋賀#12モータムの連続得点で反撃されるが、#10レイマンのディープ3Pシュートが美しい放物線を描いてリングに吸い込まれる。

滋賀に連続で3Pシュートを決め返されるが、#7長野と#0オーガストのアリウープ、#7長野のフリースロー、#18角野の3Pシュートと的を絞らせないオフェンスで流れを渡さない。

終了間際に滋賀#12モータムに3Pシュートを決められ、18-22の4点リードで1Qを終えた。

2Q 滋賀 42–61 三河 (滋賀 24–39 三河)

オフェンスが爆発、39得点のビッグクォーターを築く

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

滋賀#54デュクリーの得点で2点差に迫られるが、#7長野とのコンビプレーで#54ガードナーがゴール下を決め、#10レイマンがスティールからのワンマン速攻でダンクをお見舞い、チームに勢いを与える。

滋賀は#17常田の3Pシュートで食い下がるが、#54ガードナーがインサイドで強さを発揮、さらに立て続けに3Pシュートを沈めて突き放す。

27-36で迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#0オーガストのリバウンドでリードを二桁に広げると、#11久保田のキックアウトから#13須田が3Pシュートを沈めて畳み掛ける。その後も#11久保田、#10レイマンが3Pシュートで得点を重ね、守備でも24秒バイオレーションを誘発するなど滋賀に勢いを与えない。

タイムアウト明けには#19西田(優)と#0オーガストの2メンゲームから外にさばいて#10レイマンが3Pシュートでフィニッシュ。リッチマンHCからもガッツポーズが飛び出す。

ここからさらにオフェンスを加速させると、#0オーガストがファストブレイクからバスケットカウントで加点。残り48秒に#19西田(優)のボーナススローで36-57とリードを20点台に拡大する。以降は、互いにボーナススローなどで得点を取り合い、19点リードで試合を折り返す。

3Q 滋賀 53–86 三河 (滋賀 11–25 三河)

シーホース三河、滋賀レイクスとのアウェー2戦を制し4連勝を飾る

ファストブレイクと3Pシュートで効率良く得点し、点差を30点の大台に

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#54ガードナーの鋭いパスに#19西田(優)がゴール下で合わせて先制。ファストブレイクから#11久保田が得点して着々とリードを広げる。

さらにチームで#13須田の3Pシュートをお膳立てしてフリースローを獲得。ファストブレイクから#0オーガストのワンハンドダンク、#19西田(優)のユーロステップ、#10レイマンの3Pシュートと効率良く得点を生み出し、残り4分で46-77とリードを30点の大台に乗せる。

大量リードを築きながらも、滋賀のファストブレイクを#19西田(優)が粘り強く守るなど集中したプレーを継続。終了間際に#10レイマンが3Pシュートを沈めて、33点リードで最終Qへ。

4Q 滋賀 73–110 三河 (滋賀 20–24 三河)

ロスター全員得点。チーム最多得点数の110得点で大勝

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。

#32シェーファーが攻守ともにインサイドで身体を張り、オフェンスリバウンドでフリースローを獲得して先制。守備でも滋賀#12モータムのトラベリングを誘発する。さらに開始3分には流れるようなボールムーブから#32シェーファーのカットインで加点、その直後にも#32シェーファーはタイミングよくカットインして#7長野のパスを引き出し、得点を挙げる。

タイムアウトで立て直した滋賀は#22市岡のバスケットカウント、#16野本のフリースローで対抗するが、#16西田(公)のアタック、#27石井の連続3Pシュートで、3分を残して67-101と得点を三桁に乗せる。残り5秒には#元澤が3Pシュートを沈めて、ロスター全員が得点。37点差の大勝でバイウィークを迎える。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

全体的にシュートの確率が高いゲームができたと思います。

28のアシストがあり、その中で7つのターンオーバーという形で本当にいいゲームができたと思います。ディフェンスに関しては後半非常にいいディフェンスができました。

3Qは11点に滋賀さんを抑えることができ、スタートの5人がディフェンスをアグレッシブに行ってくれたことが結果に繋がったと思います。

-滋賀さんは昨日よりさらにエナジーを持って試合に臨んできたと思いますがその点についてはいかがでしたか?
Bリーグにおいてどのチームにも勝利することは非常に難しいと思っています。 全ての選手、スタッフが高い集中力を持ってプロフェッショナルな姿勢で臨んだことは彼らの頑張りだったと思います。

その中で滋賀さんは若く、アグレッシブにプレーしてくるチームです。我々と順位を争っているSR渋谷さんにアウェーで勝利を挙げることができるチームですので、この試合を軽視することなく高い集中力を持ってプレーすることを大事にしました。選手もスタッフもそれを体現してくれました。メンタル的な集中力も持って行えたゲームだと思います。 

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