メドベージェフは反省の色を見せたが…(C)Getty Images
現地時間2月27日、「ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権」の男子準々決勝がアラブ首長国連邦のドバイで行なわれ、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/世界ランキング6位)は、ノーシードのタロン・フリークスポール(オランダ/同47位)と初対戦。6-2、6-7(7)、5-7で逆転負けを喫し、3年連続3度目の4強入りとはならなかった。
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同試合で物議を醸しているのは、第2セットで4つのマッチポイントを凌がれ、セットカウント1-1に戻された後のシーンだ。なんと言ったかは不明だが、声を荒げる元世界王者に「スポーツマンらしからぬ行為」で警告が与えられ、この判定を下した主審のアデル・ヌール氏にメドベージェフが激怒…。主な内容は、次の通り。
メドベージェフ「何に対する警告だ?」
ヌール氏「私に何を言ったかはわかっているだろう」
メドベージェフ「やわだ、本当にやわだ」「ロシア人に対するダブルスタンダードか?」
ヌール氏「そんなこと言わないでくれ、ダニール。公平だ。誰に対しても同じように扱っている」
敗戦後はラケットを叩き壊し、主審と握手もせずにコートを去ったメドベージェフ。ただ、記者会見では、「私は時々やりすぎてしまう」と反省の色を見せており、「彼を尊敬している。確かに少し一線を越えてしまったかもしれない。あまり悪いことを言ったとは思わない。ただ、少しやりすぎかもしれない」と自身の振る舞いを振り返っていた。
主審とは、すでに和解しているというが、1月の全豪オープンでもネットに設置されたカメラをラケットで破壊したり、2回戦敗退後の会見を無断欠席したりと、問題行動が続くメドベージェフ。今季ここまで8勝5敗とパッとしない成績だが、立て直しを図れるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]