この季節、乾燥や寒さで体調がすぐれないという方は、「冬バテ」なのかもしれません。「これって冬バテかな?!」と感じる方に、この時期に摂りたい食材5選をご紹介します。

冬バテとは?

一般的に、寒暖差から来るカラダの不調を「冬バテ」といいます。最近では、年末年始の忙しさでストレスが溜まる、会食が増えるため胃腸の調子が悪くなるなど、寒暖差以外でも多忙や食生活の乱れが「冬バテ」の原因であると考えられています。

「冬バテ」撃退におすすめの5つの旬食材

お肌の乾燥に「牡蠣」
牡蠣には、タンパク質や亜鉛、鉄やビタミンB12が豊富に含まれます。亜鉛はカラダの中でタンパク質の働きを助け、皮膚を正常に保つのに役立ちます。また、鉄分とビタミンB12は貧血予防によいとされています。お肌の乾燥対策や貧血から来るだるさ予防にとり入れたい食材です。

だるさを感じる前に「ぶり」
ぶりは養殖も盛んなので通年で楽しむことができますが、特に冬に旬を迎えるのが寒ぶりです。生でも調理してもおいしくいただけるぶりには、良質なタンパク質をはじめ、神経を正常に保つ働きがあるとされるビタミンB1やうつ病予防に役立つとされるEPA(※)が含まれます。

ストレス予防に「白菜」
お鍋、浅漬け、炒め物に使える白菜には、ビタミンCや葉酸が豊富に含まれます。ビタミンCは、風邪予防はもちろんのこと、ストレスを溜めやすい方は特に摂りたい栄養素の一つです。また、葉酸は、貧血予防や病気に対する抵抗力を高めるのに役立つとされています。

風邪予防に「春菊」
「春」とつくので春野菜と思われがちな春菊は、ビタミンA・C・Eが含まれる冬野菜です。ビタミンAは粘膜を正常に保ち、ビタミンCとビタミンEは抗酸化作用があるとされ、風邪予防に役立つとされています。お浸しやお鍋、炒め物としておいしくいただけます。


胃腸を整える「りんご」
冬が旬のりんごには、胃酸の働きを整えるとされるリンゴ酸、便秘や下痢を抑える働きのあるとされる食物繊維が含まれます。冬はアイスクリームなどの甘い物が食べたくなりますが、カラダの冷えも気になります。なるべく自然な甘みでカラダを中から整えましょう。

 その他にも、タラ・マグロ・エビ、大根・れんこん・ネギ、みかんは、冬の食材です。旬の食材は栄養価が高くなると言われるので、少量でも毎日の食卓に1つは並ぶように意識して摂りたいですね。カラダの不調を感じる前に、旬の食材をしっかり食べ、「冬バテ」を撃退しましょう。

【参考・参照】
(※)国立研究開発法人 国立研究がんセンター 魚介類・n-3不飽和脂肪酸摂取とうつ病との関連について〈https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/7983.html〉(最終閲覧日:2022/12/6)
食品成分データベース〈https://fooddb.mext.go.jp/index.pl〉(最終閲覧日:2022/12/6)

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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2022年12月12日]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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これって冬バテ?!乾燥や寒い季節の不調を撃退する健康食材5選
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