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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパン。3月7日、WBC初戦(9日・中国戦・東京ドーム)に向け、最後の実戦となる侍ジャパンの強化試合・オリックス戦が行われた。

【動画】山川穂高が”お目覚め”の一発!レフトスタンドへ運んだ後は恒例の「どすこい」も

 “日本の大砲”がそろって復調の兆しだ。西武の山川穂高(31)は4回裏、二死2塁の場面で3番に入っていた大谷翔平(28)の代打で登場すると、オリックスの吉田凌(25)からレフト線へ強烈な打球を放ち、これがタイムリーヒットとなった。ここまでの壮行試合で山川はノーヒットだったが、実戦最終戦となるこの日に待望の初ヒット、初打点が飛び出した。

 この一打がきっかけになったのか、8回に回ってきた第3打席では、相手投手の小木田敦也(24)のスプリットを捉え、打球をレフトスタンドへ運んだ。本人も打った瞬間に本塁打を確信した様子で、壮行試合6試合目にして待望の「1号」が飛び出した。ダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると「どすこい!」と恒例のパフォーマンスで球場を沸かせた。

 待ちに待った大砲の一発に“師匠”も興奮の様子。昨季まで監督として西武を率い、この日の侍ジャパン壮行試合を中継する『Amazonプライムビデオ』で解説を務めている辻発彦氏は山川の一打に、「彼らしい打撃でしたね。心配いらないと思います。“どすこい”も出ましたし」と言及。教え子の復調の兆しに喜んでいた。

 この試合では、初回に同じく状態が心配視されていた村上宗隆(23)も本塁打を放った。

日本が誇る主砲の2人が、WBC本戦へ向け状態を上げてきている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]