「選手たちの心はつながっている」侍ジャパンがＷＢＣ前最後の実戦で快勝！栗山英樹監督「ぜひ一緒に戦っていただきたい」
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　第５回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で世界一奪回を目指す侍ジャパン。３月７日、ＷＢＣ初戦（９日・中国戦・東京ドーム）に向け、最後の実戦となる強化試合・オリックス戦に臨み、９－１で快勝した。


　初回から侍打線の火が噴いた。２番の近藤健介が四球、３番の大谷翔平が安打で連続出塁すると、この日４番に入った吉田正尚が相手投手の東晃平から適時打を放ち、先制に成功した。さらに後続がチャンスを広げると、「６番・三塁」に入った村上宗隆が左中間へ打球を運ぶ３点本塁打を放った。状態が心配されていた主砲に待望の一発が飛び出した。

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　その後も侍ジャパンは二回に３点、四回に１点を追加。８回にはこの日途中出場の山川穂高がオリックス・小木田敦也の変化球を捉え、打球をレフトスタンドへ運んだ。

村上に続いて、不振だった山川にも一発が飛び出し、ＷＢＣ本戦へ向けて主砲が復調の兆しを見せた。

　ＷＢＣ本戦まで最後の実戦となったオリックス戦に勝利した侍ジャパン。試合後、チームを率いる栗山英樹監督はインタビューに応じた。

　栗山監督は「宮崎の合宿から始まって、いよいよ勝負が始まるという時になりました。昨日は阪神、今日はオリックスのみなさんのおかげで、本当にいい準備ができました。あとは選手を信じてやるだけなので、応援よろしくお願いします」と、チームとして順調な調整ができたことを話した。

　世界一奪回へ、選手たちの心境については「本当に短い期間でね、チームが一つにならなければいけないという非常に稀な形ではありますが、間違いなく選手たちの心はつながっているので、いいゲームをしてくれると信じています」とコメント。

　栗山監督は最後に「選手を含めて私が一番優勝したいと思っていますが、野球が大好きなみなさんが必ず喜べるように全力で戦いますので、応援というよりも、ぜひ一緒に戦っていただきたいと思います」と、世界一奪回へ抱負を語った。

　いよいよ９日にＷＢＣ初戦を迎える侍ジャパン。１４年ぶりの世界一へ向けて突き進む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]