創業336年の老舗旅館・小柳の再生と、それを中心としたエリアリノベーションプロジェクトで誕生した“松本十帖”が、7月23日(土)に、長野・松本市浅間温泉にグランドオープンする。

■温泉街の回遊が満喫できる

 松本十帖とは、老舗旅館・小柳の再生プロジェクトの総称。

2020年7月に一部施設から順次プレオープンしながらも、コロナ禍のなかグランドオープンできないまま約2年が経ったが、ついにグランドオープンの日を迎える。

 敷地内には“HOTEL 松本本箱”と“HOTEL小柳”という2つのホテルをはじめ、ブックストア、ベーカリー、ショップ、レストラン、ハードサイダー醸造所などがあり、敷地外に「おやきとコーヒー」「哲学と甘いもの。」という2つのカフェを用意。

 異なるコンセプトを持つ2つのホテルでは、“松本本箱”に24室、“小柳”に14室の客室を用意。全室に源泉かけ流し露天風呂が付いており、松本本箱が「豊かな知と出会う」をコンセプトにしたブックホテル、小柳がベビー&キッズウェルカムの新しい温泉ホテルとなっている。

 また、敷地外の空き家、空きスペースをカフェ&レセプションにすることで、温泉街を回遊できる仕様に。長く使われていなかった長屋は「哲学と甘いもの」というカフェに、地域の共同浴場である「睦の湯」は浴場の機能はそのままに、カフェ兼ホテルのレセプション「おやきと、コーヒー」として整備した。


 そのほかにも、“新しい知との出会い”をコンセプトにしたブックストアや、生ビールやクラフトビール、オリジナルのハードサイダー(シードル)が楽しめるバー、器や雑貨などを取りそろえた商店などが勢ぞろいしている。

【「松本十帖」概要】
グランドオープン日:7月23日(土)