2011年にグループを結成し、今年で10周年という節目を迎えたDa‐iCEの新曲「Bubble Love」が、3月27日(土)から、LINE MUSICで先行配信。LINE MUSICとタッグを組み、「みんなで作るドラマ主題歌キャンペーン」から生まれた本楽曲は、ボーカルの花村想太が作詞を担当し、手の届かなそうな淡い恋をドラマティックに描いています。

今回、クランクイン!トレンドでは、メンバー5人にインタビューを実施。レコーディング秘話から、胸キュンエピソードまで、たっぷりと聞いてきました!(取材・文=赤山恭子/写真=松林満美)

■花村が手掛けた歌詞のポイント

――今回「Bubble Love」では、ユーザーからの胸キュンエピソード募集して花村さんが作詞を担当されたそうですね。特にお気に入りのエピソードはありますか?

花村:「この人、こんなに私に優しくしてくれるのに、なんで私のことを幸せにはしてくれへんのやろ?」とか、「カワイイとは言うけど、好きとは絶対に言わない」とか、そういうフレーズはすごく印象的でした。「好きになりたくないのに好きになっちゃう」みたいな恋愛を書きたいなと思っていたので、切ないエピソードにはインスパイアされましたね。

――花村さんが作詞に取り掛かるときは、切ない気持ちで書いていますか? それとも、冷静に?

花村:僕は冷静ですね。起承転結をしっかりしたいタイプなんです。「ここでこの言葉を使うから、2番だったらこういう言葉で締めたい」とか、歌詞に関しては、ちょっとロジカルに作っていきました。

――なるほど! それから曲ができて、レコーディングに挑むにあたって、ボーカルのお二人が工夫した点はどこでしたか?

大野雄大:「Bubble Love」の第一印象は「すごく格好いい楽曲!」でした。レコーディングでは、サビに高いキーがあったので、注意しながら歌ったんですけど、思いのほか、Bメロも心構えをしないとついていけないパワー感があるんですよ。Bメロには、歌詞の中でも大事なワードが入っているので、世界観のニュアンスを残すように意識しながら、やっていました。

花村:雄大くんが言ったように、Bメロも気をつけなきゃいけないとか、聴いている分には高く聴こえないのに、実際歌うとめちゃくちゃ高いので、練習しないといけないな、と思って臨みました。個人的なおすすめポイントは、「Don’t leave me 思う壺」という歌詞の部分で、雄大くんならではの独特の節回しが聴けること!

大野:へ~!? 聴いてみよ!

全員:(笑)。


――大野さん特有の歌い方がこの曲でも聴ける、ということですね!

花村:そうなんです。ほかの曲でも、その歌い回しは使われていたりもするので、毎回「どこで使われるんかな!?」と僕は楽しみにしているんです。色が出て、より広がった感じがして、好きですね…。Da‐iCE感とでも言うのかな、おすすめです!

――逆に、大野さんから見て花村さんの歌い方の特徴など、感じていることはあります?

花村:なんかある!?

大野:想太は、真っすぐ歌わないんです。音を踏むときに、1個小さい回しが入っていたりするところが特徴かな。カラオケの採点ででてくる線があるじゃないですか。あの線にハマらないくらい、小さく回していて。

花村:ああ! メロディー通りに歌っているつもりなのに、『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』(舞台)の練習でも、「ストレートに」って止められる(笑)! 真っすぐ歌う練習、絶賛やってます(笑)。

■工藤・岩岡・和田が語る“淡い恋”

――「Bubble Love」のような、淡い恋や胸キュン経験を語ってほしいです。

花村:みんな、いいエピソード持ってますよ!

大野:(工藤に)ほら、言いなよ! あれ!(何やら伝える)

工藤大輝:ああ、よく覚えてるね? ガチのやつ(笑)。

――聞いても大丈夫ですか?

大野:全然大丈夫ですよ!

工藤:おまえが言う!? もはや、ちょっと忘れかけているエピソードですけど、昔から仲良くて、一緒にごはんに行ったりしている子がいたんです。なんか気になってるけど、「好き」とか、それ以上の言葉は言えなくて。
そうしたら、ある日、その子が結婚しちゃって。

大野:な! ちょっと落ち込んでるときがあって、「落ち込むなよー」とか慰めてたんですけどね!

工藤:慰めてないだろ(笑)! でも、そんなことがありましたねぇ。

――淡い恋ですね。岩岡さんも、ありますか?

岩岡徹:ピュアなの、ありますよ! 高校で同じ部活の1個上の女性の先輩が、3年連続ミスに輝いている、マドンナのような人だったんです。好きとかではなく“みんなの憧れの先輩”みたいな。その人が卒業するときに、ずっと使っていたかばんを僕にくれて。

花村:えっ!?

大野:かばん持ち?

岩岡:違う(笑)! 「もう使わなくなるから、徹、代わりに使ってよ」とくれたのが、すごいキュンとしましたね。ふと思い出しました。

花村:それ、キュンとするわ。素敵やな~。

――学生時代ならではの青春エピソードですね! 和田さんはいかがでしょう?

和田颯:小学校5年生のときかな、臨海学校のときの話で…。寝るときに、男だけじゃないですか。
「誰好きなん?」って話に。

岩岡:うわー! 青春!

花村:あるある!

大野:あった、それ!

工藤:(笑)。

和田:僕は好きな人の名前を言っていないんですけど、みんなが「あいつ、どうなの?」と、僕の好きな子の名前が出てきたんです。で、みんなが「そいつはないっしょ!」みたいになって。

花村:ああ、気まずいやつや!

和田:そう。「えっ? なんで? ないんだろう?」とずっと考えていました。…という話。

全員:(笑)。

大野:俺、小学校のとき14人好きな人いたからな~。

花村:めちゃめちゃいるやん、淡くない(笑)!

――また、本曲が主題歌となったドラマ『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』(CSテレ朝チャンネル1/4月17日(土)再放送)には、和田さんが特別出演されていますね。撮影の感想も、最後に教えてください。

和田:楽しかったです! 僕が演じたのは、男性を好きになるわけではなく、ボーイズラブが発生しそうな現場を探して見て描く、漫画家の役だったので、みんながキュンとするであろうシーンは、ちょこちょこ見ていて、「ああ、なるほど! こういうのでボーイズラブファンの方はキュンとするのか!」と、楽しませてもらっていました。
曲もぴったりだと思うので、一緒に聴いてほしいです。

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