井上芳雄主演『奇蹟』、いよいよ初日「これまで経験したことがない謎が多い台本」
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井上芳雄主演『奇蹟』舞台写真

 シス・カンパニー公演『奇蹟 miracle one‐way ticket』が3月18日、東京・世田谷パブリックシアターにて開幕する。初日を迎えるにあたり、主演の井上芳雄、共演の鈴木浩介井上小百合からコメントが到着した。

【写真】井上芳雄、鈴木浩介、井上小百合が共演! 『奇蹟 miracle one‐way ticket』舞台写真

 劇作家・北村想×演出・寺十吾×シス・カンパニーのチームによる本作は、「記憶を失くした名探偵」法水連太郎(井上芳雄)と、語り部を務めるその親友・楯鉾寸心(鈴木)がたどる不思議な謎解きの旅を描く。

 まるで戻るあてのない“行ったきり”の「片道切符」を手にしたかのように、過去から現在へと連なる謎が眠る森へと進んでいく。謎解きの話としてミステリアスなタッチで展開しつつも、どこかひょうひょうとした “オモシロ感”たっぷりに「名探偵と親友」の新たなバディ・ストーリーが紡ぎ出される。

 当初、3月12日に開幕予定だったが、稽古期間中に井上芳雄の新型コロナウイルス感染が判明。開幕への十分な稽古期間を確保するため、3月12~17日の6ステージを中止し、初日を約1週間延期していた。

 主演の井上芳雄は「これまで経験したことがない謎が多い台本で、一読しただけでは想像もつかない…というのが最初の印象でした。でも、多くの可能性を秘めている作品だとも感じました。『今』と確実につながっている新作に取り組めるのは本当に贅沢で幸せです。それこそ、『奇跡』のように思えます。お客様にも、一緒に物語の謎解きを楽しんでいただきながら、思ってもみなかった豊かな泉のようなものを見つけていただきたいですね。今回、皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまいましたが、いよいよ新たな初日が開幕します!」とコメント。

 鈴木浩介は「井上芳雄君とは、同じ福岡県出身で同じ高校出身という間柄。コロナ禍を通して、いろいろな経験も共有してきましたし、今回のバディコンビを組むにあたっての絆はとても強くなったと感じています。説明セリフが多いので、それをどう表現していくかが課題ですが、演出の寺十さんが仰った『想さんの戯曲を信じて、それを喋ることに徹すれば心地よくなってくる』という境地を目指しています」と話す。

 井上小百合は「いろいろな要素が詰まった複雑な戯曲なので、当初は実際にどう演じたらいいのか、、、どうしても答えを探そうとしていたんです。でも、作者の北村想さんが『ツジツマが合うものを作ってしまったらつまらない』と仰って、『なるほどなあ、人生に答えなんてないよなあ』と思いました。まるで稽古場の全員が『迷いの森』に入り込んだみたいだったんですが、アイデアを持ち寄って皆で探りながらワークショップのように稽古を進める感覚が本当に楽しくて!」としている。

 シス・カンパニー公演『奇蹟 miracle one‐way ticket』は、東京・世田谷パブリックシアターにて3月18日~4月10日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて4月13~17日上演。

※井上芳雄、鈴木浩介、井上小百合コメント全文は以下の通り

【井上芳雄】
これまで経験したことがない謎が多い台本で、一読しただけでは想像もつかない・・・というのが最初の印象でした。でも、多くの可能性を秘めている作品だとも感じました。「今」と確実につながっている新作に取り組めるのは本当に贅沢で幸せです。それこそ、「奇跡」のように思えます。お客様にも、一緒に物語の謎解きを楽しんでいただきながら、思ってもみなかった豊かな泉のようなものを見つけていただきたいですね。今回、皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまいましたが、いよいよ新たな初日が開幕します!劇場でお待ちしています。そして、今回はもちろんストレートプレイなのですが、3曲のオリジナル曲も劇中で歌います。こちらも是非お楽しみに!

【鈴木浩介】

井上芳雄君とは、同じ福岡県出身で同じ高校出身という間柄。コロナ禍を通して、いろいろな経験も共有してきましたし、今回のバディコンビを組むにあたっての絆はとても強くなったと感じています。説明セリフが多いので、それをどう表現していくかが課題ですが、演出の寺十さんが仰った「想さんの戯曲を信じて、それを喋ることに徹すれば心地よくなってくる」という境地を目指しています。舞台はお客様が来てくださって初めて完成するものです。皆さんにとっても大変な状況とは思いますが、是非劇場に足を運んでいただけたら幸せです!

【井上小百合】

いろいろな要素が詰まった複雑な戯曲なので、当初は実際にどう演じたらいいのか、、、どうしても答えを探そうとしていたんです。でも、作者の北村想さんが「ツジツマが合うものを作ってしまったらつまらない」と仰って、「なるほどなあ、人生に答えなんてないよなあ」と思いました。まるで稽古場の全員が「迷いの森」に入り込んだみたいだったんですが、アイデアを持ち寄って皆で探りながらワークショップのように稽古を進める感覚が本当に楽しくて!大事なのは、答えや結果ではなく、『楽しんだ時間』なのかもしれないなあとふと思いました。劇場で、お客様も一緒に森に迷い込んだ感覚になって楽しんでいただきたいです!お待ちしています!