乃木坂46が14~15日、1stシングル「ぐるぐるカーテン」からのデビュー10周年を記念したライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」を、神奈川県・日産スタジアムで開催した。1期生から5期生まで、45名全員で挑んだ各日7万人、合計14万人を動員したグループ史上最大規模の公演。

歴史をたどるステージには卒業生も駆け付けた。本稿では、2日目のステージにサプライズで登場した卒業生・白石麻衣を中心にしたパフォーマンスやMCの模様をレポートする。

【写真】乃木坂46「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」ライブフォト集 DAY1&DAY2

 白石は、2011年8月に乃木坂46の1期生として加入。「ガールズルール」や「シンクロニシティ」「しあわせの保護色」など、歴代のシングル表題曲でセンターを務めるエースメンバーであったが、2020年10月にグループを卒業。自身の卒業公演以来、約1年6ヵ月ぶりに乃木坂46のステージへ立った。

 ライブ中盤。
現役時代、自身が最後に参加したシングル表題曲「しあわせの保護色」のパフォーマンスに途中から合流した白石。ステージ上に設置されたスクリーンに映る“扉”が開き、1期生に迎えられる形で白石が登場すると、サプライズ演出に会場全体が興奮。続く「シンクロニシティ」では、センターとして凛(りん)とした表情を見せた。

 ステージに残った1期生とのMCで、白石は「日産のステージはすっごく広くてビックリしてる」と吐露。在籍した最後の年は、コロナ禍の影響を受けた時期だったことから「有観客でのライブが本当に久しぶりだから、久しぶりにみなさんに会えた感じがします。すっごくうれしいです。
ありがとうございます!」と思いをつぶやいた。

 久々のパフォーマンスについて、白石が「ドキドキした。今までにないくらい、ライブで緊張した」と話すと、キャプテンの秋元真夏は過去にライブで緊張していたとき、白石から「大丈夫だよ」「楽しめば行けるよ」と言われていたと回想。秋元は今回も白石が緊張しているようには見えなかったというが、白石は「すっごい緊張しちゃって」と明かした。

 白石が「ステージ出たときも、ちょっとウルっと来た。みなさんに会えたのもそうですし、みんなで久しぶりにパフォーマンスできたのも本当にうれしくて」と話したのを受けて、言葉を詰まらせたのは樋口日奈
「やっぱ、大好き! 大好き大好き! 幸せだった『シンクロニシティ』」と、白石との“再会”に喜びの声を上げていた。