市原隼人、ファンが選んだ『おいしい給食』神回ベスト3を一緒に鑑賞　「恥ずかしすぎる」と照れ顔 (2022年5月16日)

俳優の市原隼人が、主演最新作『劇場版 おいしい給食 卒業』の公開を記念して開催された＜ファンが選ぶ！「おいしい給食」神回ベスト3同時再生鑑賞会＞に、綾部真弥監督と共に参加。放送に集まったファンたちと、自身が演じる甘利田を一緒に鑑賞した市原は、「恥ずかしすぎる」と笑みをこぼした。【写真】とっても笑顔！ ファンが選んだ神回ベスト3を鑑賞する市原隼人＆綾部真弥監督 『おいしい給食』は、給食絶対主義者の教師・甘利田と、自由な発想の給食変革者・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という戦いを描く学園グルメコメディー。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子どもたち、大人たちのさまざまな人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に紡がれていく。劇場版第2弾となる本作では、長く続いた給食バトルが宿敵ゴウの卒業によって終止符を打つまでを描く。 今回の企画は、劇場版第2弾の公開を記念し、“熱量を共感する”がテーマのインターネット生放送局「共感シアター」とコラボ。テレビシリーズ全20回より、視聴者からツイッターで募集した神回ベスト3を、市原、綾部監督と共に一緒に鑑賞するというもの。ドラマ『おいしい給食』は放送日が各局バラバラだったため、リアルタイムでファンが同時に盛り上がる機会は今回がほぼ初と言える。しかも、演じた本人と監督と一緒に観られるとあって、ファン垂涎の企画となった。 本人の降臨に視聴者が盛り上がる中、まず神回第3位に選ばれたシーズン1の第4話「八宝菜に欠かせないもの」を一緒に鑑賞した市原は、「恥ずかしすぎる」と照れ顔に。綾部監督は、自身が脚本・監督を務め、シーズン1でも一番のお気に入りのエピソードだと明かし、「うれしい」と笑顔を弾けさせた。続いて神回第2位に選ばれたシーズン2の第9話「コッペパンと僕の友達」では、気温40度越えの中撮影したという屋外のシーンで、「いつもと違い、教室ではない場所で校歌に合わせたダンスをどう踊ろうか、真剣に考えました」（市原）、「坂田役の子は実は双子なんですよ。弟の方が演じているのですが、今回が初めてのお芝居だったんです」（監督）と、さまざまな裏話を披露。さらに劇中で“ハムとチーズのはさみ揚げ”を甘利田が「カリ、ジュワ～」と言いながら食すシーンでは、市原が生で動作を再現し、ファンも大喜びだった。 そして、栄えある神回1位には、シーズン1最終話「二人だけのカレーライス」が選定。コメント欄に「納得」「やっぱり」という声が並ぶ中、市原は「1位でしょうね」と噛みしめるように語り、「当時ドラマはこれで最後だと思っていたので、甘利田として、ドラマとして、すべて出し切りたいと特別な思いで撮っていたので、色んな思いが詰まっています」と吐露。綾部監督は、「10話は異色回で、甘利田の一人語りがなく、校歌も歌わないんです。本作の見どころをすべて取り払って、それが受け入れられるのか心配だったのですが、1位は本当にうれしいです」とコメントした。鑑賞が始まると、ラストに差し掛かるにつれ、思わず黙り込んで見入る2人。市原は、「改めて見直してみて、あの日、あのとき、あの場所で、あの人と過ごした時間は生涯忘れないだろうなと思います。神野ゴウ、佐藤大志という役者がシーズン2で大きくなったということはすごくうれしいんです。でもシーズン1で過ごしたあの時間はもう戻ってこないんだなと。今回の劇場版が『卒業』ですから、本当にいなくなってしまうのかと思うと泣きそうになります」と思いを口にした。 ベスト3鑑賞後、クランクイン！に独占コメントを寄せた市原は、「ファンのみなさんが、こんなにも深く作品を捉えて下さっていることに驚きました」と語り、「撮影現場では、苦しい戦いもありました。色んな壁があって、それをどうやって乗り越えていくか。今日この番組で、やっと俯瞰で見れた気がしますし、この作品に携われて改めて本当に良かったなと感じています。同時に、改めて神野ゴウ役の佐藤大志という俳優の、貴重な青春の期間にいさせてもらえたことがうれしいです」と話した。綾部監督も「なんかグッっと来ちゃいましたね（笑）」とし、「僕らがこだわった表現や細かい伏線に、こんなにも気づいていただけているなんて」と感激した様子で、「『1話につき5～10回観てます』という方もいらっしゃって、スタッフとして本当にうれしい限りです。素敵な時間でした」と感想を述べた。 『劇場版 おいしい給食 卒業』は公開中。＜ファンが選ぶ！「おいしい給食」神回ベスト3同時再生鑑賞会＞アーカイブは、共感シアターにて視聴することができる。★クランクイン！では「市原隼人×綾部真弥監督スペシャル対談インタビュー」を5月に配信予定。市原隼人＆綾部真弥監督、番組感想コメント全文――＜ファンが選ぶ！「おいしい給食」神回ベスト3同時再生鑑賞会＞を終えたばかりのお二人。ファンの方々と一緒に神回を観たご感想を教えてください。市原：ファンのみなさんが、こんなにも深く作品を捉えて下さっていることに驚きました。色んな取材を受けてきましたけれど、すごく驚いています。共感シアターという素晴らしい場所がこれからも続いて、色々な作品が紹介されることを願っています。綾部監督：みんなで一緒に観るって、こんなに楽しいんですね！ 僕らがこだわった表現や細かい伏線に、こんなにも気づいていただけているなんて。番組中、「甘利田先生が、ベルトをしている時としてない時がある」というコメントもあったんですけど、そんなこと僕らも気にもしていなかったですし（笑）。むしろ僕らよりもよく見ているんだなぁと驚きました。「1話につき5～10回観てます」という方もいらっしゃって、スタッフとして本当にうれしい限りです。素敵な時間でした。―――番組でシーズン1を久しぶりに観ていかがでしたか？綾部監督：なんかグッっと来ちゃいましたね（笑）。1位に選ばれたシーズン１の最終回は、もう2年くらい見てなかったので、「いい芝居だな～」とか「よく撮れてるなぁ～」とか考えながら、思わず見入っちゃいましたね。これまでの道のりが決して平坦ではなかったので、見ながらそのことを思い出してグッっと来ました。市原：僕は久しぶりに見ながら、なんだかすごく恥ずかしかったです（笑）。途中で隠れたくなるくらい（笑)。撮影現場では、苦しい戦いもありました。色んな壁があって、それをどうやって乗り越えていくか。今日この番組で、やっと俯瞰で見れた気がしますし、この作品に携われて本当に良かったなと、改めて感じています。それと同時に、改めて神野ゴウ役の佐藤大志という俳優の、貴重な青春の期間にいさせてもらえたことがうれしいです。 『おいしい給食』は、エンターテイメントってこうあるべきだなっていう、僕のあこがれの現場にもなっているんです。共演者とスタッフ、みんなが現場を楽しみにしていて、みんなの顔を見ると自然と笑顔になる。これをずっと続けていきたいという思いもありつつ、でも僕の体力は限界かもしれない(笑)。改めて自分の作品を見るという機会は、ここだけの特権なので、本当に素敵な時間をありがとうございました。