『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)では、7月29日に公開される映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』公開記念の第2弾として「ジュラシック・ワールド」シリーズ前2作が7月22日から2週連続放送されることが決まった。また、今夜6月10日放送される『ジュラシック・パークIII』の見どころについて、映画大好き芸人こがけんがコメントを寄せた。
【写真】今夜放送『ジュラシック・パークIII』フォトギャラリー
2週連続放送第1夜の7月22日は、「ジュラシック・パーク」シリーズの続編にして、前作から14年の月日を経て再スタートした「ジュラシック・ワールド三部作」の第1作『ジュラシック・ワールド』。「ジュラシック・パーク」での惨劇から22年後、イスラ・ヌブラル島に完成した巨大テーマパーク「ジュラシック・ワールド」を舞台に、遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜が脱走、人間や恐竜を襲う。
出演は、主人公ラプトルの飼育員オーウェン役にクリス・プラット、ジュラシック・ワールドの運営管理者クレア役にブライス・ダラス・ハワードがふんする。日本でも興行収入95.3億の大ヒットを記録した。監督は、当時、本作がまだ長編映画第2作目だった新進気鋭のコリン・トレボロウ。
翌週7月29日は、第2作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を放送。前作での大惨事から3年後を舞台に、大噴火の危機が迫る中で、オーウェンとクレアが繰り広げる恐竜救出作戦の行方と、恐るべき陰謀に巻き込まれた彼らの運命を、臨場感あふれる迫力のアクション満載で描く。
監督は前作のコリン・トレボロウに代わり、スペイン出身のJ・A・バヨナが新たに務める。本作のストーリーや登場するキャラクターが、最新作に直接つながっていく。
一方、今夜6月10日21時から放送の『ジュラシック・パークIII』は、前シリーズ「ジュラシック・パーク」の第3作。ティラノサウルスを上回る凶暴性を誇る巨大肉食獣スピノサウルスや翼竜プテラノドンなど、数多くの恐竜が登場。陸の上はもちろん、空からも、水中からもどう猛な恐竜たちが襲い掛かる気の休まる間のないノンストップのパニック・アドベンチャーだ。
映画『ジュラシック・パークIII』は、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて今夜21時より本編ノーカット放送。
〈こがけんが語る『ジュラシック・パークIII』のみどころ 〉
Q.『ジュラシック・パークIII』のみどころは!?
今回は初期3部作の3作目ですが、本作は原作のないオリジナル脚本。2作目には出番がなかったサム・ニール演じる古生物学者アラン・グラント博士が1作目以来の登場となります。グラントファンには最高ですね~!
前作から4年後。映画の序盤で、「天変地異が起こってもあの恐竜の島には二度と行かない!」と言っていたグラント博士ですが、実業家を名乗る男に誘われて、結局化石発掘の資金のために行くことになります。二度と行かないと言っていたのに、金のために判断を覆す。この“痛い目に遭う人のお手本”みたいな展開にはニヤニヤが止まりませんね。案の定、島の上空ガイドを頼まれたはずが、実はそうではなかった博士。なんと、アクシデントで恐竜の島に不時着した息子を非合法な方法で助けるための恐竜の専門家として強引に参加させられたワケですね。
上陸後はまさにジェットコースター!島の恐ろしさを甘くみていた救出チームはあっという間に救出される側となり、主力はどんどん脱落…。怖いですね。
Q.本作の魅力は?
この作品の魅力は何と言っても…「家族」ですね。
遭難しているのは離婚した夫婦の子ども。喧嘩ばかりして別れた夫婦でも、子どもを助けるために協力します。子は鎹(かすがい)と言いますが、まさにそういった〝家族の在り方〟がテーマなんですね。
ただ忘れてはいけないのが、恐竜側にも家族がいるということ。子ども達の餌のため、もしくは取られた卵を取り返すために彼らも手段を選びません。その本能は、恐竜と人間に共通するものかもしれません。
そして研究者であるグラント博士が、「家族」たちに向ける眼差しや変化も注目です。
Q.本作で注目すべきシーンは?
恐竜の中で注目したいのはラプトル。会話をしたり協力したりできる、かなりの高い知能を誇る彼らが、いかに人間の前に立ちはだかるかも見ものです。
名シーンも色々とあるんですが、特に注目のシーンは…着信音を使ったシーンです。
息子を探しに来た父親は、衛星を使った携帯電話を持っていて、男の子はこの着信音のおかげで親たちが近くにいるのがわかるんです。しかし、…実はこのシーン、とてもよく考えられた怖~いオチが待っています。ぜひご自身の目で確かめてください。