いよいよ今週末に公開を控えたマーベル・スタジオ最新作『ソー:ラブ&サンダー』より、クリス・ヘムズワース/ソーのこれまでの歩みを振り返る特別動画が解禁となった。

【動画】クリヘム、若かりしオーディション時の映像も! ソートこれまでの歩み

 本作では『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、激闘の末多くの仲間を失い、いつしか戦いを避けるようになっていたアベンジャーズBIG3の1人、ソーがヒーロー卒業を宣言し、”自分探し“の旅へ出ることを決める。



 今回解禁となったのは、そんなソーが歩んできたこれまでのシリーズの名場面や、貴重なメイキングのシーンも交えながら、スタッフ、キャストが、クリス・ヘムズワースや彼が演じるソーのキャラクターについて語る特別映像。マーベル・スタジオのCEOにしてMCU作品すべての制作を手掛けるケヴィン・ファイギが、主人公ソー役にクリスを抜てきした“ソーの誕生”の経緯を語るシーンでは、ソー役のオーディションを受けている若かりし頃のクリスの映像も登場。

 さらに、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』で監督を手掛け、ソーをより魅力的で人間味のあるキャラクターへと昇華させた仕掛け人タイカ・ワイティティが、如何にソーというキャラクターを主演であるクリスと作り上げていったのかなどがインタビュー形式で語られている。「常に楽しんで演じてきた 初作からもう10年だ。またソーを演じられるなんて夢みたいだよ」そう語るクリスの表情は、『マイティ・ソー』(2011)の頃のフレッシュな印象から打って変わって、雷神ソーとして10余年歩んできたからこそ醸し出される貫禄も漂っている。

 クリスは、本作の出演について、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』での好評を受け、“ものすごいプレッシャー”があったという。
「MCUで、同じキャラクターが主人公としてシリーズ4本目をつとめるのはソーが初めてだから、今までとは違うことをしたいと思っていたんだ。いつだってこのキャラクターをより良く演じたいと思っているからね。こうして再び映画を作れるチャンスを得られて、とにかく最高だよ」。プレッシャーの中でも、ソーのこれまでと違う部分を作り上げ演じることは、クリス本人にとっても充実した作業だったようだ。

 さらに、「今回の作品で、タイカと僕はまた新たにソーのキャラクターを膨らませる機会を得たんだよ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』から始まり、そこには心が引き裂かれるほどの傷心もあったけれど、今回、タイカはそれをロマンティック・コメディの方向に導いているんだ。
それはヒーロー映画というジャンルにしては、とても独創的なものだと思うよ。」とコメント。本作では、タイカ監督と共にこれまで以上に独創的な物語の中でソーのキャラクターを膨らませていったという。クリスは、本作でのタイカ監督との作業について、「彼は大きな子どもみたいな、天才児みたいな人なんだ。彼のイマジネーションは他に類を見ないものだね。新しいアイデアには必ず興味を持つし、彼自身を笑わせてくれそうなものには全身で飛び込んでいく。退屈な瞬間が一瞬たりともないから、彼と仕事をするのが本当に大好きなんだ」と語るなど、タイカ監督との強い信頼関係も伝わってくる。


 映画『ソー:ラブ&サンダー』は、7月8日より公開。