俳優の綾野剛が主演する日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系/毎週日曜21時)の第4話(7月24日放送)に、若手俳優の板垣瑞生がプロ野球選手役でゲスト出演することが発表された。

【写真】横浜DeNAベイスターズ全面協力! 横須賀スタジアムでユニフォーム姿の板垣瑞生

 本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた37歳の主人公・新町亮太郎(綾野)が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。

福田靖が脚本を担当する、完全オリジナルストーリーだ。

 第4話で板垣が演じるのは、スポーツマネジメント会社「ビクトリー」に所属する横浜DeNAベイスターズ2軍選手・北芝謙二郎。ドラフト2位でベイスターズに入団するも、2軍のまま6年目を迎えた今シーズン、24歳という若さで戦力外通告を受けることが決定。「ビクトリー」との契約も間もなく終了することを、マネジメントを担当している梅屋敷(増田貴久)から告げられる。

 そんな北芝の現状を知った新町(綾野)が、最後のマネジメントを手伝いたいと名乗り出る。新町は野球選手として最後までチームでの役割を全うしようとする北芝と接していくうちに、自分の中でいまだ捨てきれていないサッカー現役復帰への未練が浮き彫りになるが…。

 今回は物語のリアルさを追求するため、横浜DeNAベイスターズの協力を受け、同球団の2軍本拠地である横須賀スタジアムで撮影を行った。

 板垣は、昨年放送された日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』のParaviオリジナルストーリー『最愛のひと~The other side of 日本沈没~』ではダブル主演を務めたが、TBSドラマへの正式な出演は本作が初めて。

 撮影について板垣は「実際に野球と触れ合ってみると、野球選手の方々の生活だったり、選手にとっての練習や試合、いろんなものがそこに詰まっているんだなと思いました。だからこそ、野球選手としての生の一瞬を日曜劇場で表現したいと思いました」と話している。

 一方、今夜7月17日放送の第3話には、ザ・マミィの酒井貴士が出演。記者会見で逆切れした様子がネットで拡散され炎上してしまった日本のトップマラソンランナー・秀島修平(田中樹)に絡む通行人役を演じている。
酒井のドラマ出演は初めて。コントでは独特なキャラクターを演じることが多い酒井が今回挑んだのは、秀島が失踪するきっかけともいえる重要なシーン。コントで培った演技力で、芝居とは思えない“リアル”な絡みっぷりを披露している。

 日曜劇場『オールドルーキー』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

※板垣瑞生コメント全文は以下の通り

<板垣瑞生>
 以前、日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』でParaviのオリジナルストーリーに出演させていただいて、地上波の日曜劇場にも参加したいと思っていたので、オファーをいただいた時に僕の役がどんな風に生きていくのかワクワクしました。
 実際に野球と触れ合ってみると、野球選手の方々の生活だったり、選手にとっての練習や試合、いろんなものがそこに詰まっているんだなと思いました。だからこそ、野球選手としての生の一瞬を日曜劇場で表現したいと思いました。
 今回の現場で僕が困っている時に綾野さんがすっと話しかけてくださって、役について話を聞いてくれて、役と役の関係的にも役者としてもありがたかったです。現場のスタッフの方々も優しくて、現場が本当に温かくて、その人を思いやる気持ちをドラマを通して伝えようと思いました。
 第4話で僕は、自分が愛してる何かの引退を誰かに告げられても、それを愛していることからの引退は自分で決めるんだなと思いました。人から告げられる引退だけじゃなく、自分が自分に渡す引退も人によっては存在するのかもしれないと、懸命に何かを行うことのきらめきがそこにあると思いました。
 一人の野球人の選択と、改めて自分が何を愛しているのか考えた時に決断する瞬間をぜひ見てほしいです。

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