俳優の石丸幹二柿澤勇人がダブルキャストで主演を務めるミュージカル『ジキル&ハイド』に、女優の笹本玲奈真彩希帆桜井玲香らが出演することが発表された。

【写真】“有終の美”石丸幹二と“3代目就任”柿澤勇人がWキャスト

 石丸は、初代の鹿賀丈史(2001年の日本初演から2007年まで4回にわたり主演)の跡を継ぎ、2代目として新演出でミュージカル界屈指の難役に臨んだ。

その後、2016年、18年の再演を経て、唯一無二のジキル/ハイド像を構築、高い評価を得ている。石丸にとって最後となる2023年3月の再演では、ミュージカル界で異彩を放つ柿澤勇人もダブルキャストとして大作に挑む。

 そして、このたび物語を彩るプリンシパルキャストが決定。ジキルとハイドの間で揺れ動きながらも破滅的な運命を辿る娼婦のルーシー役には、前回の好演も記憶に新しい笹本玲奈と、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の真彩希帆。ジキルの婚約者で、彼を一途に信じて支え続けるエマ役には、本作でグランドミュージカル初出演となるDream Amiと、乃木坂46卒業後も多くのミュージカルで着実なステップアップを見せる桜井玲香。出自の異なる4人が、対照的なヒロイン像を鮮明に描き出す。


 ジキルの親友でストーリーテラーでもある弁護士アターソン役は、『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン役をはじめ、数多くのミュージカルに出演してきた石井一孝と、『リトルマーメイド』エリック役で日本オリジナルキャストを務める上川一哉。エマに想いを寄せ、ジキルと対立するストライド役には、2011年の石丸版初演より同役を演じる畠中洋。研究にのめり込んでいくジキルを心配しながらも支える執事・プール役を、紀伊国屋演劇賞や読売演劇賞に名を連ねる佐藤誓、エマの父親で病院の理事であるダンヴァース卿を、三谷幸喜作品の常連としても知られる栗原英雄が演じる。

 ミュージカル『ジキル&ハイド』は、2023年3月上演予定。