俳優の綾野剛が主演する日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系/毎週日曜21時)の第7話(8月14日放送)の追加ゲストとして、声優・俳優の津田健次郎平田広明お笑いコンビ・アインシュタインの河井ゆずるの出演が発表された。

【写真】津田健次郎は車いすテニス選手の “メカニック”担当に

 本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた37歳の主人公・新町亮太郎(綾野)が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。

福田靖が脚本を担当する、完全オリジナルストーリーだ。

 第7話には、2024年パリパラリンピック日本代表候補の車いすテニス選手・吉木修二役で福山翔大、車いすの謎の少女・近藤桜役で池端杏慈、その母・百合子役で野波麻帆の出演がすでに発表されている。

 このたび出演が発表された津田健次郎は、声優や俳優業に加えて、映像監督や作品プロデュースなども行いマルチな才能を見せ、金曜ドラマ『最愛』(2021年)での好演も記憶に新しいが、ゲストとして日曜劇場へ出演するのは今回が初めて。

 そんな津田が演じるのは、車いすテニス選手・吉木が競技で使用する車いすを無償で提供する車いす製造・販売会社の社員・矢部浩一郎。吉木が全幅の信頼を寄せる“メカニック”と呼ばれる車いすを調整する技術担当だ。選手の体の一部となる車いすの調整をミリ単位で求められるメカニックは、車いすテニス競技には欠かせない存在。長い付き合いである吉木と矢部の遠慮のないやりとりを目の当たりにした新町(綾野)、塔子(芳根京子)、梅屋敷(増田貴久)は、2人の関係の深さに圧倒される。

 津田は撮影について「一番びっくりしたのが、実在する車いすの製造会社で撮影したことです。実際に車いすテニスの競技にも使われている車いすが現場にあり、細部へのこだわりを感じました。その分、いい芝居をしなければと思っていましたが、現場の空気感のおかげで自然にその世界に入っていくことができました」と振り返った。

 一方、平田広明は、数多くの人気アニメや洋画の吹き替え、ナレーションで声優として活躍する傍ら、舞台などでも幅広く活躍、NHK大河ドラマへの出演も話題を呼んだが、日曜劇場に出演するのは本作が初めて。演じるのは、新町、塔子、梅屋敷が吉木のスポンサー獲得のためにプレゼンを行う大手企業「日本海上運送」の社長・湊啓一郎。
物語のカギを握るといっても過言ではない役どころだ。

 平田は「とても大きな会社の社長役ということで緊張しましたが、楽しく撮影をさせていただきました。特に増田さん演じる梅屋敷が一生懸命語ってくださったのがとても胸にきました」としている。

 アインシュタイン・河井は、本作が火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(2020年)以来2回目のドラマ出演。演じるのは、吉木の所属会社の社員・前岡浩志。吉木へのサポートはあくまで“ボランティア”であり、吉木が勝ち続けなければ支援を打ち切るという考えの持ち主だ。

 日曜劇場『オールドルーキー』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

※津田健次郎&平田広明のコメント全文は以下の通り

<津田健次郎>
シーンを一つ一つ、芝居もそのテクニカルな部分も含めて丁寧に作り上げていてとても素敵な現場でした。スタッフやキャストのみなさんがとても熱い気持ちでこの作品を作っているということが伝わってきて、やっぱり芝居って楽しいなと心から思いました。

第7話は熱いドラマが繰り広げられています。台本をいただいたときからとても熱い話だと思っていたので、現場に入るのが本当に楽しみでした。一番びっくりしたのが、実在する車いすの製造会社で撮影したことです。
実際に車いすテニスの競技にも使われている車いすが現場にあり、細部へのこだわりを感じました。その分、いい芝居をしなければと思っていましたが、現場の空気感のおかげで自然にその世界に入っていくことができました。

マイペースなところがある一方、心の中に熱いものもある。とても愛情あふれるエンジニアを演じておりますので、ぜひご覧ください!

<平田広明>
とても大きな会社の社長役ということで緊張しましたが、楽しく撮影をさせていただきました。特に増田さん演じる梅屋敷が一生懸命語ってくださったのがとても胸にきました。

車いすテニスという競技は、今注目を浴びていると思います。国枝慎吾選手の活躍のおかげで、車いすテニスをはじめとしたパラスポーツ全般までみなさんの意識が広がっていると思います。このドラマがきっかけでさらにパラスポーツに興味を持っていただけたらなと思います。

第7話は梅屋敷による熱い説得が特に見どころだと思います。津田健次郎にも注目してぜひご覧ください!

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