俳優の上川隆也が主演するドラマ『さよならの向う側』(読売テレビ・日本テレビ系)の各話ゲストとして、貫地谷しほり新川優愛眞島秀和柄本明吉田凜音今井悠貴、戸田菜穂の出演が発表。併せてキービジュアルが解禁された。



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 原作は、清水晴木の同名小説。上川が演じるのは、思いがけず訪れた死に戸惑う人々を、現世とあの世の狭間「さよならの向う側」で迎え、彼らの“最後の24時間”に寄りそう「案内人」。ドラマ『ホタルノヒカリ』、連続テレビ小説『スカーレット』などの水橋文美江が脚本を手掛け、映画『神様のカルテ』、『白夜行』などの深川栄洋が監督を務める。

 今回発表されたのは、「案内人」の元を訪れる各話のゲスト。第1話は、突然の死を前に困惑する母親・桜庭彩子役に貫地谷しほり、彩子の“最後の24時間”にある一筋の光をもたらす石橋恵役に新川優愛。第2話では、肝臓の病で亡くなった放蕩息子・山脇浩一役に眞島秀和、浩一と絶縁状態の父・山脇博役を柄本明が演じる。

 そして第3話では、持病の心臓病で急死した神楽美咲役を吉田凜音が、美咲のバンド仲間・大倉忍役を今井悠貴が演じ、第4話では「案内人」の生前の妻・谷口葉子役に戸田菜穂がふんする。

 あの世に行くまでの24時間、会いたい人と会うことができる。ただし、あなたが死んだことをまだ知らない人とだけ―。「案内人」からの提案に、彼らは一体どんな選択をするのか。なお、解禁されたキービジュアルには「さよならの向う側」を訪れた各話の主人公たちを穏やかに迎える「案内人」の姿が描かれている。

 出演にあたり、貫地谷は「深川栄洋監督と初めての撮影はとても刺激的で忘れられない作品になりました」、新川は「今回この作品に参加させていただく中で、家族や大切な人との繋がりを改めて強く感じました」、眞島は「家族や大切な人に感謝したくなる、そんな作品の現場はやはり穏やかで心地よいものでした」と、それぞれコメント。


 歌手としても活動する吉田は「いつものライブの私ではない、感情豊かな美咲として歌うシーンをぜひ見てほしいです」と語り、深川監督と久々のタッグとなった今井は「心を全開にして、感度を最大まで上げて演じるのは気持ちがよかったです」と撮影を回顧。戸田は「私たち役者は、時に自分の人生では味わうことのできないほどの心の揺れやしびれ、とてつもない感動を、役を通して体感することがあります。まさにこの作品がそうでした」と話している。

 プラチナイト木曜ドラマ『さよならの向う側』は、9月22日より読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23時59分放送。

 キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■貫地谷しほり
深川栄洋監督と初めての撮影はとても刺激的で忘れられない作品になりました。監督の演出で自分では想像しきれない場所まで導いていただきました。突然失った自分の人生にどう向き合うのか。監督に「一つずつ傷付いていきたい」と説明されながら、辛い気持ちと幸せな気持ちを行ったり来たりしながら過ごした濃密な時間。日常の尊さを改めて教えてもらった作品になりました。

■新川優愛
今回この作品に参加させていただく中で、家族や大切な人との繋がりを改めて強く感じました。

親や子、パートナーや友人。


みんなの想いと想いがぶつかるこの作品は、一話一話が深く心に刺さるものだと思います。

それぞれの主人公の、そして周りにいる人達の、優しさや強さを視聴者の皆さんにも感じていただけたら嬉しいです。

■眞島秀和
家族や大切な人に感謝したくなる、そんな作品の現場はやはり穏やかで心地よいものでした。

観終わった後は、いつもよりほんの少し優しい人になれると思います。

今回も深川さんの演出はとても楽しかったです。

■吉田凜音
美咲を今回演じることができて、私にとっても印象深い経験となりました。

今回の役柄を通じて、シンプルに「歌いたい」という気持ちと改めて私も向き合ったのですが、普段音楽活動をしている時のライブで自分の音楽を楽しんでもらうために歌う時とは違う感情で歌うことになり、一つの歌うっていう行為にこめられる思いはいろいろあって、改めて歌う事のすばらしさを実感しました。

そして深川監督にもっと演技の素晴らしさ、儚さも教えていただきました。

いつものライブの私ではない、感情豊かな美咲として歌うシーンをぜひ見てほしいです。

■今井悠貴
まず深川監督と久しぶりにお仕事できることが本当に嬉しかったです。

撮影前、監督から「OKが出たものがOKだから」と言ってもらいました。主観と客観での見え方の違いもありますし、そもそも正解がひとつではない演技の世界では、OKが出たあとも常に不安と隣り合わせにいます。
こんなに安心できる言葉はありません。

それに、「この作品では芝居をなぞる必要はない」とも言ってもらいました。これも僕にとってとても心強い言葉であり、同時に良い意味でプレッシャーを感じる言葉でもありました。

テストを重ねる中で「これは良い」と思ったプランを捨てることは、勇気がいるけど、自由でした。

心を全開にして、感度を最大まで上げて演じるのは気持ちがよかったです。

きっと爽やかな30分間です。是非ご覧ください。

■戸田菜穂
私たち役者は、時に自分の人生では味わうことのできないほどの心の揺れやしびれ、

とてつもない感動を、役を通して体感することがあります。

まさにこの作品がそうでした。

気持ちを大切に演技をされる上川隆也さんと心底共鳴できたと思っています。

本当に心から幸せを感じている人は、他には何もいらないのだと、この役に教わりました。

監督もテイクワンを大切にされ、私たちに寄り添い、集中できる環境を整えて下さいました。


この作品が、切なく優しく、皆様の心に届きますよう、

『さよならの向う側』スタッフ、キャスト一同願っております!!

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