女優の趣里が主演を務めるドラマ『サワコ ~それは、果てなき復讐(ふくしゅう)』が、BS-TBSにて10月2日より毎週日曜23時に放送されることが決まった。

【写真】『サワコ ~それは、果てなき復讐』主演の趣里、共演の深川麻衣

 井上ハヤオキの人気電子コミック『サワコ』をドラマ化する本作は、主人公サワコが、元同僚マチカの人間関係を侵食し破壊していく、愛と復讐に彩られたラブホラーサスペンス。

恋人を奪ったマチカへの復讐なのか、それとも…? 闇に包まれた過去の事件や登場人物たちの複雑な心理が、スリリングでゾッとするジェットコースター感あふれる展開で描かれる。

 主人公の深井サワコを演じるのは趣里。一見地味で控えめだが、マチカの周囲の人間を術中にはめ凋落(ちょうらく)させていく恐るべき人物「サワコ」を趣里がどう演じていくのかが、大きな見どころとなる。

 サワコの元同僚・音川マチカ役には深川麻衣。明るい優等生キャラだが、心の中に闇を抱えているマチカ。こちらも演技力が試される役どころだ。

 さらにマチカの恋人・八田雪斗を演じるのは小関裕太。マチカの弟・音川健介役は曽田陵介。マチカの高校時代の同級生で刑事の大津慎司役は庄司浩平。音川健介の美術学校の同級生・五十嵐ノノは平井亜門が演じる。

 主演の趣里は「いつか『サワコ』のような、一見理解できないであろうキャラクターを演じてみたいと、ずっと願っていました。人間の欲や、傲、愛や憎しみ、生きていると避けては通れない、目を背けたくなる瞬間がたくさんある作品だと思いますが、エンターテイメントとして楽しんでいただけるドラマを届けられるよう、キャスト、スタッフの皆さんと力を合わせて頑張りたいと思っています」と意気込む。


 原作者の井上は「何より驚きましたのは出演者みな様の顔ぶれ。こりゃただ集まって立ち話するだけでもドラマになってしまうと。そんな面々で極上のサスペンスが行われる訳ですから、もうとうに原作者という立場を忘れて、今はただの待ちわびるファンです」とコメントを寄せている。

 本作には性的なシーンが随所にあるため、スタッフとしてインティマシー・コーディネーターの浅田智穂さんを迎え、俳優の安全を守る環境づくりに取り組んでいる。インティマシー・コーディネーターとは、インティマシー・シーン(俳優がヌードになるシーン、またはヌードの有無にかかわらず、疑似性行為や親密な身体的接触のあるシーン)において、俳優の身体的・精神的な安全を守り、監督の演出意図を最大限に実現できるようにサポートするスタッフのことだ。

 また、クランクイン前には撮影の中心となるスタッフが「リスペクト・トレーニング」を受講した。「リスペクト・トレーニング」は、ある行為がハラスメントであるか白黒をつけるものではなく、相手への「リスペクト」がある行為や言動なのかを関係者全員で立ち止まって考えていくもの。パワハラ、セクハラなど、ハラスメントを防止するための取り組みだ。

 ドラマ『サワコ ~それは、果てなき復讐』は、BS-TBSにて10月2日より毎週日曜23時放送。

 コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■趣里(深井サワコ役)

とてもチャレンジングな内容のドラマに参加させていただくこと、心から光栄に思っています。
いつか「サワコ」のような、一見理解できないであろうキャラクターを演じてみたいと、ずっと願っていました。
人間の欲や、傲、愛や憎しみ、生きていると避けては通れない、目を背けたくなる瞬間がたくさんある作品だと思いますが、エンターテイメントとして楽しんでいただけるドラマを届けられるよう、キャスト、スタッフの皆さんと力を合わせて頑張りたいと思っています。
サワコの苦しみに寄り添い、時には悩むこともあるかと思いますが、いろいろな意味で「熱い夏」になる予感がしております。「サワコ」と全力で向き合い、観ていただいた方の心に残る作品にできるよう、精一杯務めさせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

■深川麻衣(音川マチカ役)

原作のマンガを初めて読んだとき、作者の井上さんが描く独特の世界観にゾクゾクゾワゾワしながら、この後どうなってしまうんだろう…と惹きつけられ展開に目が離せませんでした。
復讐劇なのか、ホラーなのか、はたまた純愛なのか、どんなジャンルと言えばいいのか一言では形容できない、なんだかすごいドラマになりそうな予感です。
今回マチカ役として参加できることが今からとても楽しみですし、視聴者の皆さんにも毎週ゾクゾク、ゾワゾワ、ドキドキと楽しんでいただけるドラマになるように、撮影頑張ります!

■原作・井上ハヤオキ
何より驚きましたのは出演者みな様の顔ぶれ。
こりゃただ集まって立ち話するだけでもドラマになってしまうと。
そんな面々で極上のサスペンスが行われる訳ですから、もうとうに原作者という立場を忘れて、今はただの待ちわびるファンです。

■BS‐TBS編成制作局プロデューサー・鈴木早苗

ラブホラーサスペンス、そんな打ち出しを最初は考えていました。
が、脚本作成、撮影を続けてゆくうちに、人間の心の奥底をえぐりながら、予想もつかない展開を繰り広げるエンターテインメントドラマにどんどん進化しています。
さりげない日々に潜む欲望、葛藤、狂気。

原作・井上ハヤオキ先生の独特の世界観と、回を追うごとに変化を遂げるキャラクターを見事に演じるキャストの皆さまの熱演にぜひご注目ください!

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