10月8日に韓国・釜山で開催された第4回アジアコンテンツアワード(ACA)授賞式にて、昨年7月期の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)で主演を務めた鈴木亮平が、主演男優賞を受賞。現地で授賞式に出席した鈴木は韓国語で挨拶と自己紹介をして会場を和ませたのち、英語で受賞の喜びと、新型コロナ感染症と闘う医療従事者への尊敬の言葉をスピーチした。
【写真】鈴木に贈られたトロフィーと花束
アジアコンテンツアワードは、釜山国際映画祭に併設されたアジアンフィルムマーケットで2019年に新設され、アジア地域の独創的で優れたテレビ、OTT、オンラインコンテンツや俳優に贈られる賞。アジアの優れたコンテンツを奨励し、アジアのコンテンツおよび映画市場の活性化を目的に、今年で4回目を迎えた。
今年9月に『イカゲーム』が国際エミー賞を総なめにするなど、昨今は韓国のエンターテインメントが世界を席巻。そのお膝元で開催された同アワードには、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』や『トレーサー』など韓国エンタメ界をけん引するコンテンツや、パク・ウンビンやイム・シワンなど自国の実力派俳優陣が集結。その中でTBSドラマも存在感を示すことに。
鈴木は、「このような素晴らしい賞をいただき、たいへん光栄です。『TOKYO MER』は医療従事者についての物語です。私たちはこのドラマを、すべての医療従事者、そしてその家族への尊敬を込めて、特に2019年以降、現在に至るまで、最前線で新型コロナウイルスと闘い続ける方々の勇気を讃えたいという思いで作りました。この受賞の名誉は彼らのものです。東京、日本、韓国、そして世界中すべての医療従事者の方々にこの賞を捧げたいと思います」とコメント。
同アワードではほかにもTBSのドラマから、助演女優賞に『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の中条あやみ、今年1月期に放送された『DCU』の中村アン、また優れた撮影技術・美術・音楽・ビジュアルエフェクトなどに与えられる技術賞に『TOKYO MER~走る緊急救命室~』がノミネートされていた。
『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、昨年7月期にTBS系日曜劇場枠にて放送された救命医療ドラマ。
同作は来年に劇場版が公開されることが決定しており、劇場版では、前代未聞の緊急事態が発生し数千人の命が危険にさらされる中、“MER”チームがすべての患者の命を救おうと奮闘。新たに豪華キャストを迎え、ドラマ版をはるかに上回る壮大なスケールで描かれる。
※『TOKYO MER~走る緊急救命室~』プロデューサー・高橋正尚のコメント全文は以下の通り
◆高橋正尚(『TOKYO MER~走る緊急救命室~』プロデューサー)
アジア全地域から様々なコンテンツが集まる中、とても栄誉ある賞を受賞された亮平さん!誠におめでとうございました!
自らを危険にさらしても、誰かのために困難に立ち向かう。そんな医療従事者の皆さんの勇気にエールを、と思い立ち上げた企画でしたが、我々制作者の思いを、亮平さんをはじめキャストの皆さんが我々が思い描いた以上に真摯に体現してくださったおかげで、多くの方々に愛していただける作品になり、来年には劇場版を公開させていただくほど大きく成長させてくださいました。
鈴木亮平という俳優に出会えたことを、そして彼の勇姿をアジアの皆さんにお見せできたことを心から誇りに思います。