俳優の西島秀俊と中村倫也がダブル主演し、本日10月28日配信開始となった『仮面ライダーBLACK SUN』(Prime Video)より、平澤宏々路演じるヒロイン・和泉葵の変身シーンを切り取った場面写真が解禁された。
【写真】ヒロイン・和泉葵(平澤宏々路)の凛々しい変身ポーズ
1987年に放送された『仮面ライダーBLACK』から35年を経て、新たに『仮面ライダーBLACK SUN』としてリブートした本作は、映画『狐狼の血』シリーズ、『死刑にいたる病』、『日本で一番悪い奴ら』などの白石和彌監督、さらに、主演に西島秀俊、中村倫也を迎え、“令和版”仮面ライダーシリーズとして、新たな歴史がここに誕生した。
物語の舞台は2022年の日本。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉葵は1人の男と出会う。南光太郎(西島)。彼こそは怪人たちの生命をつなぐ、次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
出会って間もないころの二人はぎこちない関係だったが、光太郎は葵に護身術を教え、葵を守ろうとし、そして2人の間に絆が芽生える。しかし、葵は、光太郎の隙をついた怪人ビルゲニア(三浦貴大)によって連れ去られ、カマキリ怪人に改造されてしまう。怪人となった葵は最初こそショックを受けるものの、その運命を受け止め、さらに強さを増していく。
この度解禁となった場面写真は、葵が自らの秘めたる力に気づき覚醒し、変身を遂げるシーン。銀色に輝くカマキリのカマをモチーフにしたベルトの中心には、紫色のストーンが光を放っている。鋭い表情で敵をにらみつける葵の目には、怪人となった彼女の覚悟、大切な存在である光太郎を傷つけられたことへの怒り、そして人間と怪人の争いそのものを悲観する悲しみが宿っているように見える。
オーディションで出演を勝ち取った和泉葵役の平澤は、西島をはじめとする俳優陣の中で堂々たる演技を見せ、解禁された変身シーンのほか、拳や蹴りを使ったアクションにも挑戦、体当たりで演じ切った。
また、主演の西島に関しては「初日の撮影で『葵に対しては、本当の娘のように接するからよろしくね』と言われたのがすごく印象に残っています。その一言だけで南光太郎という役に向き合う、強いエネルギーを感じましたし、『この強さには、普通(の準備)では対応できない。西島さんに負けないくらいやろう!』と、自分自身も強く思いました」と語るように、共演に臆することなく、西島の存在を自らの力に変えていった。
さらに、平澤は「“悪”はいけないものだと強く批判することも、見方を変えれば“悪”になりうる。人それぞれ、価値観や考え方、感じ方があるのだと、深く考えさせられる作品」と、本作を通して改めて考えさせられたことを明かした。
『仮面ライダーBLACK SUN』は、Prime Videoにて独占配信中。
※平澤宏々路のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■平澤宏々路(和泉葵役)
オーディションに受かったと聞いた時はすごく嬉しかったです! いただいた台本を読んで「これはとんでもない作品に受かってしまったぞ…」と感じました。仮面ライダー作品で50周年記念作品…他キャストの方の豪華さ…タイトルの重さに、改めて震えました。
和泉葵という役は今まで演じたことのないキャラクターだったし、アクションも盛りだくさんだったので、新しい事にチャレンジできるというワクワク感もありましたが、台本をいただいてから、白石監督とお会いできるまで、自分のやりたい事が大量に出てきてしまって、「あれもできる!」「こっちでも面白い!」なんて考えていたら頭の中でいろんな“和泉葵”が出来てすごく悩みました。
白石監督には、ほぼ毎シーン、役について相談して…今思うと、異常なぐらい監督の元で役について話していたと思います(笑)白石監督が一人の俳優として対等に接してくださるのがすごく嬉しくて、安心して現場に臨むことが出来ました。
共演シーンの多かった西島秀俊さんには、初日の撮影で「葵に対しては、本当の娘のように接するからよろしくね」と言われたのがすごく印象に残っています。
一番お気に入りのシーンは、洞窟で仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎が復活するシーンです。いろんなことを経験して葵は光太郎に対して愛情が、光太郎は葵に対して信頼が生まれる、二人の感情の変化がすごく表れているシーンだなと思います。このシーンは1日かけて撮影したのですが、葵と光太郎の関係を思うと涙が止まらなくなってしまい、ずっとポロポロ泣いてたら、西島さんに「どうしてそんなに泣けるの?」と聞かれました(笑)光太郎の存在を感じていたくて、待機中もずっと西島さんの近くにいたのを覚えています。
作品の中で出てくるキャラクターは、皆それぞれの“正義”を信じ、それを貫いています。“悪”はいけないものだと強く批判することも、見方を変えれば“悪”になりうる。人それぞれ、価値観や考え方、感じ方があるのだと、深く考えさせられる作品でした。キャラクター達がそれぞれの“悪”と闘い、その結末がどうなっていくのか、是非見届けていただけたらと思います。
仮面ライダー50周年記念の本作、仮面ライダーファンの方はもちろん、多くの世代の方に刺さる、惹き込まれる作品になっています! 是非ご覧ください!