10月24日の第4週から本格的な登場となった連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時)でヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥。大学生になった舞は、ぼんやりと抱いていた飛行機への憧れを行動に移し「なにわバードマン」という人力飛行機サークルへ入部。
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■子ども時代を演じた浅⽥芭路の芝居を絶賛
2011年に放送された井上真央主演の連続テレビ小説『おひさま』を観て「いつか自分も視聴者に元気を届けられるようなヒロインを演じたい」という夢を持ったという福原。自身が演じる舞は、ものづくりの町・東大阪の町工場に生まれ育った女の子だが、幼い頃から人の気持ちを察することが得意な一方で、自分の気持ちを抑えてしまうところがあった。
そんな繊細な舞の幼少期を演じたのが、子役の浅⽥芭路。放送がスタートすると、浅田の芝居は大きな反響を呼んだ。福原は「“芭路さん”と言いたくなるぐらい素晴らしい演技ですよね」と称賛すると「舞ちゃんの魅力を全部引き出して表現しているので、私も芭路ちゃん演じる舞ちゃんの虜(とりこ)になっています」と破顔する。
浅田の出演シーンを見学に行ったという福原。そこで浅田の癖や表情などをしっかりと観察し、それを自身の演技に生かそうとした。「とても繊細な演技をしているな…という印象がありました。ちゃんと引き継いでいけるのかなという不安はあったのですが、芭路ちゃんが土台を作ってくれていたので、しっかりと進んでいきたいです」と意気込む。
現場で浅田から「福原さん」と呼ばれているという。
■“兄”横山さんはとにかく優しい「本当のお兄ちゃんのよう」
第4週には舞の兄である悠人も成長した姿で登場した。演じるのは関ジャニ∞の横山裕だ。「横山さんはとにかく優しくて、本当のお兄ちゃんのような存在です」と笑うと「いつも『大丈夫? 疲れてない?』ってすごく心配してくださって、本当に感謝しています」。
さらに福原は「舞ちゃんってお兄ちゃんと2人だと、自分の思ったことを言えたりするので、今後の舞とお兄ちゃんの関係にも注目してください」と語っていた。
夢にまで見ていた朝ドラヒロインとしてオンエアに登場した福原。「実感が湧いてきましたね」と照れくさそうに語ると「ドキドキワクワク、いろいろな気持ちが胸に宿ってきました。私自身もどんなストーリーになるのか最後まで知らないので、自分自身も舞ちゃんと一緒に旅をしていくように、強くなっていけたらいいなと思っています。ぜひじっくり見届けてほしいです」と抱負を述べていた。(取材・文:磯部正和 写真:上野留加)
連続テレビ小説『舞いあがれ!』はNHK総合にて毎週月曜~土曜8時ほか放送(土曜は1週間を振り返り)。