福原遥が主演を務める連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合/毎週月~土曜8時ほか)の新キャストとして、鶴見辰吾、八木莉可子、川島潤哉、駿河太郎、久保田磨希の出演が発表された。八木は連続テレビ小説初出演。
【写真】連続テレビ小説『舞いあがれ!』、舞(福原遥)が新たに東大阪で出会う人々を演じるキャスト陣
連続テレビ小説第107作となる本作は、1990年代から現在までを舞台に、ヒロインがものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。
今回発表されたのは、舞が新たに東大阪で出会う人々を演じるキャスト陣。
鶴見辰吾が演じるのは、重工業の国内トップクラスである「菱崎重工」の重役・荒金正人。新人の頃、舞の父親の浩太と長崎の職場で一緒に働いていた。
鶴見は「福原遥さんは、まっすぐに吸い込まれるような瞳で岩倉舞を演じます。それに引き込まれて、周りの多くの人たちが彼女を応援してしまう。私の役もそのひとりです。舞の父、浩太の元同僚の荒金を演じます。浩太を演じる高橋克典さんは、幾度となく共演してきた同い年の信頼できる俳優仲間です。おかげで、本当に克典さんのお嬢さんに接しているような感覚で演じられます。それは、この年齢まで俳優を続けてきたからこそ味わえるおもしろさだと感じています」とコメント。
八木莉可子が演じるのは、梅津貴司の短歌に出会い心を打たれ、デラシネを探し出して貴司に会いに来る秋月史子。
八木は「朝ドラに出させていただくのは初めてで、本当に緊張していたのですが、福原遥さんをはじめ、『舞いあがれ!』チームの皆さんが本当に優しく、あったかく迎えてくださり、胸がいっぱいの気持ちでクランクインさせていただきました。自分自身、普段短歌を詠んだりするので、滋賀県出身な事も含め、史子とは共通点が多くうれしかったです。芯の強さとピュアさを兼ね備えた史子を、どうかみなさまにも愛していただけたらすごくうれしいな、と感じています」とコメント。
川島潤哉が演じるのは、中堅出版社のうさんくさい短歌担当編集者・リュー北條。梅津貴司の才能を出版の売り上げに生かそうと、貴司に難題を注文して不安にさせる。
川島は「朝ドラに関わらせていただくたびに、一日わずか15分というお話が少しずつ紡がれながら一つの大きな作品になり、またそうした作品が何十年にもわたって連綿と作られ続けているというすごみをひしひしと感じます。このビジュアルと、『リュー北條』なる役名を冠した私が何を言ってももはや、とは思いますが、そんな怪しげな彼が物語の後半にどんな影響を与えるのかを楽しみながら、演じられればと考えております」とコメント。
駿河太郎が演じるのは、東大阪市の町おこしを担当する職員で、舞が大学時代に在籍した人力飛行機サークル「なにわバードマン」のOBでもある安川龍平。
駿河は「大阪放送局の朝ドラは『カーネーション』以来だったので、懐かしのメンバーにもお会いでき楽しく撮影させてもらいました。安川は舞の所属していた『なにわバードマン』伝説の先輩であり、人力飛行機を設計したことを誇りに思っている人物。どんなカッコいい人がやるのかと思っていたら、まさかの僕でした。
久保田磨希が演じるのは、東大阪で板金加工を専門とする工場の女性社長・我妻花江。エネルギッシュで何でもはっきり言う性格。ものづくりへの情熱にあふれている。
久保田は「『この人とやったら、なんかおもろいことができそう』。我妻が舞ちゃんに感じた第一印象です。私もそんな人間になりたいなと、今回の台本を読んで心からそう思いました。大阪で芝居を始めた私はいろんなことを大阪で学びました。その時にご一緒していたスタッフの方たちとも再びまた一緒に物語を作れる『朝ドラ』への出演は本当にうれしくて、真摯(しんし)に芝居に向き合っているごほうびだと思っています。どっぷり東大阪の人間になります」としている。
連続テレビ小説『舞いあがれ!』は、NHK総合にて毎週月~土曜8時ほか放送。