磯村勇斗主演、北香那共演の特集ドラマ『東京の雪男』(Eテレ)が、2月4日21時より放送されることが決定した。
【写真】『東京の雪男』で磯村勇斗とカップル役を演じる北香那
本作は、雪男を通して共生社会や、家族のあり方をユーモアとペーソスをもって描く「雪男×ホームドラマ」。
山に身を潜め平和に暮らしていた雪人(ゆきびと)たちが、地球環境の激変にともなう災害のため、住む場所を失い、山から下りて大都会・東京に現れた。日本政府はこの異例の事態に対し、彼らの受け入れを決定。雪男・ユキオは、翠の母・茜が経営するスーパーで働き、同居を始める。
一見人間と変わらないように見えるユキオではあったが、夜は冷凍室で眠るという特性があり、さらに、ある超自然的な力も有していた。やがてユキオは翠と恋に落ちるが、周囲の偏見や差別、国による厳しい管理、人間中心の大量消費社会の理不尽さなど、過酷な現実と向き合うことに。果たして、恋するふたりは数々のハードルを乗り越えることができるのか?
特集ドラマ『東京の雪男』は、Eテレにて2月4日より毎週土曜21時放送。
※磯村勇斗、北香那のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■磯村勇斗(山川ユキオ役)
今回ユキオを演じて、自分自身の価値観を見直すきっかけになりました。違う生き方、違う価値観を持った人間と雪人が触れることで相違が生まれ、笑ったり、恋をしたり、今の世の中に危機感を感じたりといろいろ学べた脚本でした。
けれど、お堅い物語ではなく、心が優しくなるラブコメディです。
■北香那(馬場翠役)
穏やかなキャスト・スタッフの皆様に囲まれながらの撮影期間は、毎日が楽しく、幸せな時間でした。また、主演の磯村さんとはいつかご一緒できたら…と思っていたので、今回お芝居でご一緒できたことも、私の中で財産になりました。
日々生きる中で、いつからか世の中に決められてしまっていた当たり前やルールを目の前に、諦めざるを得ない瞬間というのは、誰しもが出会うのではないかと思います。本作は、人種差別や個の尊さがテーマになっており、そんな現代を生きる皆様の心に優しく寄り添ってくれる温かい作品だと感じています。
ご覧になる皆様にとって、本当に大切なものとは何かを考えるきっかけになれれば幸いです。