1月9日にスタートしたフジテレビお昼の生放送番組『ぽかぽか』(毎週月曜から金曜11時45分)。MCにお笑いコンビハライチ、フリーアナウンサー神田愛花の3人を起用し、「新時代の“平日お昼の生バラエティ”」をコンセプトにした生番組だ。

『笑っていいとも!』などを手がけた制作陣が集結したとだけあって、平日お昼を湧かせるドタバタした生放送番組となっている。今回はそんな『ぽかぽか』から、放送開始1ヵ月で起きたハプニング、話題になった出来事を紹介しよう。

【写真】岸本理沙アナ、「時間短縮発表」に「訂正」アナウンス  中身が濃かった『ぽかぽか』初日のセットにて

■ 前代未聞!? 放送スタート日に“時間短縮”を発表

 昨年12月まで放送されていた『ポップUP!』から、3時間の放送枠をそのまま引き継いだ『ぽかぽか』。何と言っても最初に世間を騒がせたのは、放送開始日に4月からの放送時間短縮を発表したことだろう。大盛りあがりだった初日の番組エンディングで、月曜の進行を担当する岸本理沙アナが「ここで、皆さん、お知らせです。今日、めちゃくちゃ盛り上がった『ぽかぽか』ですが、4月からはなんと2時間になります」といきなり発表。これには、澤部も「えー-!やっぱり長かったんだ」と驚がく。
 
 ただ、生放送初日をやり終えた澤部佑岩井勇気はどちらも自信をもったよう。岩井は3時間を振り返り、「特に情報が何もなかった」と番組内容に毒舌を浴びせつつも、相方の澤部は「それでいい、何となく楽しかった」と笑顔を見せ、初回を振り返っていた。

■ 「お詫びと訂正」の内容に爆笑
 
 生放送といえば、制作サイドがどんなに注意を払っても間違った情報を放送してしまい「お詫びと訂正」を流すことがつきもの。『ぽかぽか』では初日に早くも起きてしまった。系列局自慢の番組を紹介するコーナー「日本中に知ってほしい!FNSおすすめジモTV」でのこと。
初回のこの日はサガテレビの『どぶろっくの一物(いちもつ)』が取り上げられた。このキワどい番組タイトルにスタジオがざわつく中、サガテレビの平川邦明アナが登場し、番組を紹介。「サガテレビが誇る生バラエティー番組をお伝えできるということで」と、うれしそうにあいさつした。

 ところがCM明け、岸本アナの真顔が映しだされると「ここで一つ訂正があります」と切り出し、「さきほど『どぶろっくの一物』、『生放送バラエティー』とお伝えしましたが、こちら正しくは収録のバラエティーです」と頭をさげた。予想外の方向からの訂正にスタジオは爆笑となり、平川アナは頭を抱えて「本当にすいません」と謝罪し、「このタイトルで生やるわけないですよね」と自らツッコんだ。岸本アナに対しても「『一物』なんて言わせて本当にすいません」とタイトルを含めて謝罪した。なお、『どぶろっくの一物』は実際にはどぶろっくの2人による街ブラロケ番組だ。

■ GACKTが「格付け」ばり目利き ハライチが改名する事態に

 早くも番組の人気企画になりつつあるのが、「牛肉ぴったんこチャレンジ」。2kgの高級牛の塊から、ゲストが宣言したグラム数ぴったりにカットできれば塊ごとゲット、誤差10g前後ならカットした分をゲットできるルールだ。なかなか成功するゲストが現れない中、1月24日にゲスト出演したGACKTは、「300g」カットすると宣言。さらに「もし(300gが)当たったら1ヵ月、ハラさんとイチさんでやってください」とハライチに要求し、成功ならば岩井が「ハラ」、澤部が「イチ」を名乗ることに。

 結果、GACKTがカットした肉は見事309g。
誤差10g以内だったため、GACKTが番組初の成功者となった。出演者も総立ちで「すげえ!」「格付けもやっぱりマジなんだ!」と大興奮だった。

 公約も果たされることになり、翌日の25日からMCのテロップは岩井が「ハラ」、澤部が「イチ」と表示され、番組内では本当に期間限定で改名をすることに。岩井は「ややこしいなあ。1ヵ月やらなきゃいけないの? とんでもないことになったな…解除してもらうためにまた(GACKTに)来てもらわないと」と苦笑い。澤部も「(芸歴)15年でやっと個人名覚えてもらったのに…」とこぼしていた。

■ 社長を“呼び捨て” 澤部が土下座する事態に

 今月1日には、澤部の土下座が飛び出した。それは、芸能人が日常で感じる不満を発表する「芸能人の不満買い取ります ぶうぶう発表会」でのこと。番組には、ゲストでラッパーの呂布カルマ、アーティストのあのが登場して、それぞれ不満を発表。登録者から不満を買い取り、企業や自治体に提供するアプリ「不満買取センター」を運営する株式会社インサイトテックのCEO、伊藤友博氏がリモートで番組に参加し、それぞれの不満を採点していった。

 ことが起きたのは、呂布が「居酒屋で出るテキトーなお通し あの文化いる?」という不満を発表したときのこと。伊藤氏から10点満点中7点というまずまずな点が発表され、スタジが湧く中、澤部が「高得点でございます。
これはいいんでしょうね。聞いてみますか、伊藤!」と呼び捨てで呼びかけたのだ。

 先ほどまで丁重に話しかけていた相手に対し、まるで後輩に話しかけるかのような気軽な呼び捨てで、スタジオで爆笑が起きた。「信じられません! 信じられない今の!」「社長、呼び捨てにされた今の不満を買い取ってください!」といったガヤが飛ぶ中、澤部は土下座。呼び捨てにされた側の伊藤氏は笑顔で手を振っていたが、澤部は「すいません社長! 社長に聞こうかな、次の方に行こうか、すごい迷ってたんですね」と自身が混乱していたと釈明していた。

引用:
『ぽかぽか』公式ツイッター(@lets_pokapoka)
「フジテレビアナウンサー」公式インスタグラム(@fujitv_announcer)

編集部おすすめ