お笑いコンビオードリー若林正恭南海キャンディーズ山里亮太の半生を描く新日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)の主役キャストが発表され、King & Prince高橋海人が若林役、SixTONES森本慎太郎が山里役を演じることが明らかになった。

【写真】高橋海人「若林さんへの印象が、ガラっと変わりました」

 『だが、情熱はある』は、ユニット「たりないふたり」としても活躍した若林と山里の半生をモチーフにしたドラマ。

10代の頃からお笑い芸人を志した2人のブレイクまでの道のりを描いていく。

 自分たちの半生がドラマ化されることは知っていたものの、誰が演じるかは全く知らなかった若林と山里。山里がゲスト出演していた『午前0時の森』の収録直後のスタジオに高橋と森本がサプライズで登場し、「若林正恭役を演じます高橋海人と申します」、「山里さんを演じさせてもらいます森本慎太郎と申します」と突然挨拶すると、若林と山里はただただ驚き笑うしかない状況に。

 山里は「ぽっちゃりのおかっぱが来るかと思っていた」、若林は「自分より3歳くらい年下の個性派俳優さんが演じると思っていたので、まさかジャニーズのおふたりに演じてもらえるとは…」とかなり驚愕した様子で、「俺たちの人生じゃなくて、(高橋と森本の)2人の人生をやりなよ」と笑いを誘った。

 高橋は「今回作品に出演させて頂くにあたって若林さんへの印象が、ガラっと変わりました」と明かし、「今までは頼りがいのあるMCのイメージでしたが、過去の話を知ってからは、色々な面で自意識過剰で、色々なことを気にして八方ふさがりになってしまうことが多い方なんだと。実は自分も意外と似たような面があったのでとても共感できました」とコメント。

 森本は「僕が演じる山里さんと言えば、『スッキリ』の天の声さんですよね。朝のお茶の間に、笑いと1日の活力を届けているイメージがあったのですが、ふたを開けて山里さんのことを、色々調べていくと、僕はまったく共感ができませんでした(笑)」とし、「でも今の山里さんがあるのは、過去の山里さんがあってこそで、より山里さんを好きになれる一歩だと思うとすごく楽しみです」と話した。

 物語の舞台は、2021年5月31日。世にコロナウイルスがまん延する中、若林正恭(高橋海人)と山里亮太(森本慎太郎)は、無観客配信ライブのステージに立とうとしていた。それぞれ『オードリー』『南海キャンディーズ』として活動しながらも、コンプレックスを抱える者同士で新しいネタを見せようと結成した漫才コンビ『たりないふたり』。今日はその解散ライブだ。


 2人が居酒屋で初めて顔を合わせたのは、それより12年も前のこと。入店して10分以上経つのに、お互いメニューを見たまま何も話さない。というか話せない。このとき若林は思っていた…「初めての会話は慎重にいかないと」。そんなふうに自意識過剰で人見知りな性格になってしまったのは、5歳の頃、ある人物から掛けられた『呪いの言葉』のせいだ。一方、山里は思っていた…「そっちが話し始めるまで口開かねえからな」。山里が勝手に被害妄想を膨らませて攻撃的になってしまうのは、小学生の頃から母が唱え続けている『呪文』のせいだ。

 2人とも幼い頃に確立されたそのねじ曲がった性格故に、人と関わることが極端に苦手。そんな2人が、そもそもどうしてお笑い芸人になったのか。それは、お互い高校時代に経験した、ある事件がきっかけだった―。

 なお、ドラマには若林と山里を取り巻く魅力的な家族や仲間も続々と登場。気になるそれぞれの相方役などは、追って発表される。


 新日曜ドラマ『だが、情熱はある』は、日本テレビ系にて4月より毎週日曜22時30分放送。

 ※キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高橋海人(King & Prince)
 今回のドラマには、若林さんと山里さんの2人がどんな青春を送ったのかが、たくさん詰まっています。僕は若林さんを演じさせて頂くのですが、今回作品に出演させて頂くにあたって若林さんへの印象が、ガラっと変わりました。

 今までは頼りがいのあるMCのイメージでしたが、過去の話を知ってからは、色々な面で自意識過剰で、色々なことを気にして八方ふさがりになってしまうことが多い方なんだと。実は自分も意外と似たような面があったのでとても共感できました。自分も気にして考え込んで周りの人に心配されることがよくあります。若林さんのエッセイを読んで共感できるところに折り目をつけていたのですが、半分以上に折り目がついてしまいました(笑)。

 その共感できる部分を生かして頑張りたいと思います。若林さんと山里さんのすごく長くて情熱的な青春を、みなさんと一緒に“追体験”していけたらと思います。

 丁寧に頑張りたいと思います。

■森本慎太郎(SixTONES)
 僕が演じる山里さんと言えば、「スッキリ」の天の声さんですよね。
朝のお茶の間に、笑いと1日の活力を届けているイメージがあったのですが、ふたを開けて山里さんのことを、色々調べていくと、僕はまったく共感ができませんでした(笑)。

 山里さんが若い頃に書いたノートがあって、それに悪口や自分のされてきたことを記録しているのですが、嫉妬だったり色々な負の感情が一冊にきゅっと詰まっています。

 でも今の山里さんがあるのは、過去の山里さんがあってこそで、より山里さんを好きになれる一歩だと思うとすごく楽しみです。

 今、テレビの世界で見る山里さんと若林さんはすごくキラキラしていて、成功者のイメージがすごく強いけど、その裏ではいろんな経験をされていて、知れば知るほど出てくる魅力がたくさんあると思います。何よりおふたりってちょっとネガティブですが、根本にあるお笑いに対しての好きな気持ちだったり、芯っていうものがしっかり通っていて、その根源にあるものを映像を通してお伝えできたらと思います。

 ぜひ、このドラマを通してそこを見て頂けたらと思います。

■日本テレビ プロデューサー:河野英裕
 高橋海人さんと森本慎太郎さん。最高なふたりです。最高な俳優です。

 そんなふたりがオードリー若林さん、南海キャンディーズ山里さんという最高の芸人を演じる。こんな最高な出来事が実現しました。

 この物語は、みじめでも情けなくても、負けてばかりかもしれないけれど、だが情熱はある、と自分なりのやり方で前に進んでいく青春ドラマです。


 高橋さんのやり方で、森本さんが思うように。

 ふたりが自由に演じてくれれば最高なドラマが出来上がると思っています。

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