千葉県・幕張イベントホールで11~12日、2022年9月に新加入した日向坂46・四期生のイベント「日向坂46 四期生『おもてなし会』」を開催。四期生楽曲「ブルーベリー&ラズベリー」をはじめ全6曲のパフォーマンスも繰り広げたステージでは、12人のメンバーが“決意”と“喜び”の涙を浮かべながら観客に思いを伝えた。

本稿では、12日公演の模様をレポートする。

【写真】3年ぶりの“声出し”OK 「日向坂46 四期生『おもてなし会』」フォト集(26枚)

 開演前の場内アナウンス「影ナレ」を担当したのは、小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏。政府発表による「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の変更を受けて、マスク着用を条件とする「3年ぶり」の声出し解禁となったことから、メンバーが「声出しの練習」を促すと会場に大きな歓声が響いた。

 メンバー紹介VTRと共に、石塚瑶季、岸帆夏、小西、清水理央、正源司陽子、竹内、平尾、平岡海月、藤嶌(しま)果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈が1人ずつ順番に登場。各自のチャームポイントや特技を生かす個性豊かな自己紹介を繰り広げた。

 MCを挟み、最初の企画コーナー「伝統のパフォーマンスチャレンジ」では、四期生のメンバーが、かつてけやき坂46がZeppツアーで挑戦したマーチングドラムや、大きな旗を振りながら躍動するカラーガード、力強いダンスパフォーマンスに挑戦。続く「いきなり即興劇」では、岸、小西、宮地ら6名がペアに分かれて、くじ引きのお題に沿うアドリブ演技を披露した。

 企画コーナーの最後は、四期生のメンバーによる「私服ファッションショー」。1人ずつ、グループ活動時の制服姿とは異なる出で立ちで客席間の通路を歩き、観客に愛きょうを振りまいた。

■3年ぶり“声出しライブ”

 加入からの歩みを振り返るVTR放映後は「ミニライブ」のパートに。客席の歓声が重なる「Overture」でスタートし、パフォーマンスは、清水がセンターを務める四期生楽曲「ブルーベリー&ラズベリー」で幕を開けた。

 MCでは、小西が「ブルーベリー&ラズベリー」のフレーズに沿ったコールが「聴こえてきました。
めっちゃうれしかった」と初めて体験した「声出し」公演の感想を吐露。清水も「『Overture』の『日向坂46!』というところが、みなさんの歓声がすごく聴こえてきて。すごいうれしかった」と感動を伝えた。

 ステージは続き、正源司をセンターに据えた「ドレミソラシド」、藤嶌を中心にして展開した「キュン」で観客のテンションはさらに上昇。小西をセンターにした「こんなに好きになっちゃっていいの?」で会場はしっとりした空気に包まれ、ダンストラックを挟んで披露した「青春の馬」では清水を中心にメンバーが躍動し、精いっぱい踊る岸の目には涙がにじんでいた。

 MCでは、横一列に並んだメンバーが1人ずつ感想をつぶやいた。「おもてなし会」の本番に向けて「失敗ばっかりでできなくて、四期生のみんなとかスタッフの皆様に本当にご心配おかけして」と振り返った清水は、声を震わせながら「まだまだ私は、アイドルとしての自信はないけれど、これからもっともっと努力して、日向坂46にふさわしい人になれるように」と力強く宣言した。

 感極まる平尾は「大好きな先輩」と明かした卒業生の渡邉美穂から、加入後に「お手紙をいただきました。このお手紙を普段、お守りだと思ってお仕事のときはいつも持ち歩いています」と告白。最年少の渡辺は涙を浮かべながら「ある四期の子から『強がらなくていいんだよ』『弱いところももっと見せていいんだよ』と言われました」と回想し、「自分の弱い姿をさらけ出せるようになった四期生の関係性はとても温かくて、これから一生大切にしたいと思います」と伝えた。

 会場全体が感動に包まれた中で披露したのは、宮地をセンターに据えた「JOYFUL LOVE」。虹色に灯る客席を前にメンバーは元気よくあいさつし、ステージを離れた。


 暗転した場内に「日向坂46!」のコールと手拍子が響き、アンコールへ。山下の提案によりステージ上で「円陣」を披露し、メンバーによる「 空まで届け! ぽかぽかキュン! 1人じゃない、仲間と共に高く跳べ、日向坂46」の掛け声に続き、観客も一緒になって「ヒ! 」と叫んだ。

 パフォーマンスのラストを飾ったのは、この日2度目の披露となった「ブルーベリー&ラズベリー」。晴れやかな笑顔を浮かべたメンバーは、感謝を伝えステージをあとにした。

 日向坂46『日向坂46 四期生「おもてなし会」』のセットリストは、以下の通り。

M1:ブルーベリー&ラズベリー
M2:ドレミソラシド
M3:キュン
M4:こんなに好きになっちゃっていいの?
M5:青春の馬
M6:JOYFUL LOVE

アンコール:ブルーベリー&ラズベリー

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