TVアニメ『天国大魔境』が、4月1日よりTOKYO MX/MBSほかにて放送されることが決定(同日ディズニープラスにて世界見放題独占配信スタート)。併せて、追加キャストとして種﨑敦美・中井和哉らの出演が発表されたほか、OPテーマはBiSHの「innocent arrogance」、EDテーマはASOBI同盟の「誰も彼も何処も何も知らない」に決定し、「innocent arrogance」を使用したメインPVが解禁された。



【動画】交差する2つの世界を描く『天国大魔境』メインPV公開

 原作は、「アフタヌーン」(講談社)にて連載中の石黒正数による近未来SFアドベンチャー漫画。2018年の連載開始直後から話題を集め、同年12月に異例の速さで「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクイン。現在は第8巻まで刊行されている。4月放送開始のTVアニメでは、『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などを手掛けたProduction I.Gがアニメーション制作を担当する。

 2024年、世界は崩壊した―。未曾有の大災害から15年。
廃虚となった日本の地には“人食いヒルコ”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。東京・中野で便利屋を営むキルコ(声:千本木彩花)は、とある女性から謎の依頼を受ける。「この子を“天国”に連れて行って―」。そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年マル(声:佐藤元)。彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も知らず、2人は「天国探し」の旅に出ることに。

 一方、壁に囲まれた美しい世界で暮らす子供たち。
学園長、優しい先生達…。そこには日々豊かで穏やかな時間が流れていた。そんなある日、トキオ(声:山村響)は “外の外に行きたいですか?”という謎のメッセージを受け取る。「ここより外の世界があるの?」。初めて芽生えた疑問に戸惑うトキオはその出来事をきっかけとして、当たり前の日常に違和感を抱き始める―。

 このたび、追加キャストとして、中井和哉(稲崎露敏役)、磯辺万沙子(園長役)、武藤正史(猿渡役)、種崎敦美(青島役)の4名の出演が決定。
自身が演じる役柄について、青島役の種崎は「なかなかつかめない方というか、面白い方なので、なかなか難しかったですが楽しく収録させていただきました!」。稲崎露敏役の中井は「ある意味ヒーロー的に登場しますが、その後の一筋縄ではいかない部分も含め、付き合っていくのが楽しみな存在です」と、それぞれ語る。

 また今回、OPテーマはBiSHの「innocent arrogance」、EDテーマはASOBI同盟の「誰も彼も何処も何も知らない」に決定。テーマ曲を手掛けることについて、BiSHのセントチヒロ・チッチは「読み始めたら止まらなくなり考察をしながら涙を流してのめり込むように漫画を読んでいる自分にびっくり。天国大魔境がアニメ化される記念すべき時にBiSHの音楽を届けられることがとてもとても光栄です」、同じくBiSHのハシヤスメ・アツコは「アニメ化決定という大事な旅の始まりのパートナーにBiSHを選んでくださり有難う御座います! 二つの世界が同時に描かれているので今後どのように物語が進み、どこで交わっていくのか? 推理は正しいのか?など色々考えながら観ていきたいと思います」とコメント。

 ASOBI同盟は「漫画が大好きな『りみー』と、アニメが大好きな『とくみくす』が、初アニメエンディングテーマを担当させてもらいます! 大好きな世界に自分たちが関われること、今でも本当に夢のような気持ちです」と喜びを語っている。


 OP「innocent arrogance」を使用したメインPVは、未曾有の大災害により廃墟となった日本で『天国探し』の旅をするマル&キルコと、壁の中の美しい世界で暮らしながら“外の外”に想いを巡らせるトキオ達の姿が交差して描かれたもの。物語の鍵を握る重要なシーンも多数散りばめられ、並行して描かれる2つの世界がどう繋がっていくのか想像を掻き立てられる仕上がりとなっている。

 TVアニメ『天国大魔境』は、4月1日よりTOKYO MX、北海道テレビ、RKB毎日放送、テレビ愛知、MBS、BS11にて放送開始。同日よりディズニープラスにて世界見放題独占配信。

 ※追加声優キャスト、OP&ED担当アーティストコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■中井和哉(稲崎露敏役)

「え? どういうこと?」が連続するお話の構造と、感情移入しやすい生き生きしたキャラクターに引っ張られて、どんどん先が観たくなります。
ロビンはある意味ヒーロー的に登場しますが、その後の一筋縄ではいかない部分も含め、付き合っていくのが楽しみな存在です。

■磯辺万沙子(園長役)

この『天国大魔境』という作品を理解しようと原作を読み込み、収録に挑みましたが、私の堅い頭では時系列が飛びすぎて、理解困難! しかし、解読が簡単では無い事がかえって物語に没頭させられます。この近未来の恐怖の出来事、人間達の傲慢な姿に強烈なリアリティーを感じました。私は、今まであらゆる怪物的な存在を演じてきましたが、この「園長役」、私が演じた最大級の化け物かも知れません。お楽しみに!!

■武藤正史(猿渡役)

ん? どこ? だれ? どういうこと? どうしよう。

■種崎敦美(青島役)

最初の収録の時から「このストーリーは一体…」収録を重ねても「これってつまり…」と作品についての議論が止まらないほど、複雑なストーリーにみんなでハマっていったな…という印象です。
演じる青島さんもなかなかつかめない方というか、面白い方なので、なかなか難しかったですが楽しく収録させていただきました!

■セントチヒロ・チッチ/BiSH(OP担当)

“天国”を探し戦う少年少女たち。今を生きる私たちも同じように目まぐるしく変わる日本で光を探して生きています。ボロボロになっても傷付いたとしても何度も訪れる選択肢を選びながら進んでゆくしかないのです。読み始めたら止まらなくなり考察をしながら涙を流してのめり込むように漫画を読んでいる自分にびっくり。天国大魔境がアニメ化される記念すべき時にBiSHの音楽を届けられることがとてもとても光栄です。心を込めて 何卒。

■ハシヤスメ・アツコ/BiSH(OP担当)

物語が進むにつれて分かりました。伏線回収が凄い! あの時の言葉そういう意味だったのかぁ!!という驚きの連続です…。意味に気付いた時、そのキャラクターを愛おしく思えたり、何度も読み返して頭をスッキリしてる自分がいました。ジャンルはSFですがAIが登場したりと、遠くない未来のような気もして、なんだか不思議な感じです。

アニメ化決定という大事な旅の始まりのパートナーにBiSHを選んでくださり有難う御座います! 二つの世界が同時に描かれているので今後どのように物語が進み、どこで交わっていくのか? 推理は正しいのか?など色々考えながら観ていきたいと思います。

■ASOBI同盟(ED担当)

せーのっ! ASOBI同盟です! 漫画が大好きな「りみー」と、アニメが大好きな「とくみくす」が、初アニメエンディングテーマを担当させてもらいます! 大好きな世界に自分たちが関われること、今でも本当に夢のような気持ちです。そしてこんなに素敵な報告をみなさんに出来ることが、すごくすごく嬉しいです。『天国大魔境』を通して、マルとキルコと皆さんと沢山“ASOBI”たいと思っていますっ。