桐谷健太が主演する4月スタートのドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)の追加キャストとして、比嘉愛未と磯村勇斗の出演が発表された。
【写真】『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』で豪太(桐谷健太)とバディを組む刑事・目黒元気役の磯村勇斗
主演・桐谷健太×脚本・福田靖による3年ぶりの再タッグとなる本作は、所轄警察署と地検と裁判所の24時…その知られざる世界を、異色の情熱刑事を中心にサスペンスとユーモアで描く大人の群像劇。福田がオリジナル脚本を務めた『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』で桐谷が演じた、走り出したら止まらない元体育教師の異色刑事・仲井戸豪太が3年ぶりに、港町ヨコハマを舞台に疾走する。
刑事、検事、判事…三者三様の自負はもちろん、強い個性も持ち合わせたキャラクターたちが、さまざまな事件をきっかけに真っ向からぶつかり合い、交わっていく姿を描く本作。その中で揺るぎないバランサーとして存在するのが、比嘉が演じる地検の立会事務官・仲井戸みなみ。
比嘉も「理想の女性」とリスペクトするみなみは、シッカリ者で仕事もデキる上に、バイアスのない視点で人や物事を見る柔軟性も併せ持つ女性。検事をサポートしながら二人三脚で事件の捜査にあたる立会事務官としても、その能力をいかんなく発揮する。さらに、熱くなりすぎて暴走しがちな兄・豪太にとっても、彼女はなくてはならない存在。普段はしょうもないことで仲良くけんかする一方、豪太がうっかり周囲と衝突してしまうたび冷静に意見し、しっかりと手綱を握っていく。
「桐谷さんのそばでずっと一緒にお芝居できたことが、3年経った今も自分の中で大きな財産になっています」と話し、3年ぶりの“兄妹”共演に喜ぶ比嘉。そんな彼女が「プライベートでも『お兄ちゃん』と呼んで相談に乗ってもらっている」という桐谷と共に、「やるからには、前回よりもパワーアップした面白い作品を届けたい―そんな覚悟と責任を持って挑んでいきたい」と情熱を燃やしながら演じる。
一方、刑事・目黒元気は、演じる磯村も「以前とは別人なんじゃないかと思うくらい(笑)」というほど、まさかのキャラ変。かつて豪太とバディを組んでいた頃は、出世第一で堅実に職務をまっとうしようとするも、豪太から「メグちゃん」と呼ばれガンガン振り回されていた目黒。しかし、そんな彼も、警備担当外交官として米国へ赴任した後、警部補に昇進。捜査方針も米国仕込みのコスパ重視路線へ様変わりし…。
そんな大躍進を遂げた目黒だが、念願の県警本部勤務はかなわず、再び神奈川県警横浜みなとみらい署(旧・桜木署)へ舞い戻り、豪太とバディを組むことに。今や刑事としての自信とプライドも強まった目黒。ことあるごとに捜査方針をめぐって豪太とも真っ向から対立し、火花を散らしていく。
新たな形で展開する桐谷との共演に「漫才的な掛け合いもあるので、関西出身の桐谷さんからシッカリとお笑いを学びつつ(笑)、いいバディとなって頑張りたい」と意気込み、「新しいメグちゃんを見せていきたい」と磯村は目を輝かせる。
木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は、テレビ朝日系にて4月より毎週木曜21時放送。
コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■比嘉愛未(仲井戸みなみ役)
立会事務官である仲井戸みなみは自分にとって初挑戦となるキャラクターでしたし、何よりも桐谷健太さんの情熱が素晴らしくて! 私自身も熱い人だと言われがちですが、桐谷さんは「こんなに熱い人がいるんだ!」って驚くほど(笑)。
みなみは精神的にすごく強くて、まっすぐな人。と同時に、いろんな人をちゃんと受け止める優しさや柔軟性もあるので、私自身にとっても理想の女性です。演じる上ではヘンに気構えることなく、自然に彼女の魅力を表現できればな、と。立会事務官として揺らぐことなく検事を支えながら、いろんな人とお兄ちゃんがぶつかり合う群像劇の中でも“締める立場”で居続けたいです。
福田靖さんの脚本は、どのキャラクターもちゃんと生きていて、紡がれる言葉に心が通っています。脚本の道筋を一生懸命走っていくだけで、気づいたら役ができているくらい、役者を導いてくれる本なので、今回も本当に楽しみです。私も福田さんの熱意と才能に負けないよう、頑張りたいと思います!
今回は刑事と検事だけでなく、判事も加わることで新しい登場人物が増え、私自身もどう来るか全然読めない個性豊かな役者さんがたくさん出られます。意外性や驚き、感動…ワクワクするような新しい魅力がたっぷりあふれる作品だと思いますので、ぜひ新しい感覚で楽しんでいただきたいです。
■磯村勇斗(目黒元気役)
メグちゃんこと、目黒元気として、また戻ってくることができて、すごくうれしいです。前作よりもさらに熱のある、進化した作品になるんじゃないかなと思っているので、今から撮影が楽しみです。実は、メグちゃんは前作の後にアメリカに赴任していた設定で、見た目はもちろん、思考や発言もアメリカナイズされていたり…と、以前とは別人なんじゃないかと思うくらい(笑)、コメディー的な要素もたくさんあるキャラに変わっています。一方で、芯の部分には依然として“刑事としての上昇志向の強さ”も残っているので、その二面性を両立させながら、新しいメグちゃんを見せていきたいです。
そして…今回は桐谷さん演じる豪太と2人で行動することが、さらに多くなります。また桐谷さんと2人でいろんな掛け合いができると思うと、楽しみで仕方ありません! ボケとツッコミのような漫才的な掛け合いもあるので、関西出身の桐谷さんからシッカリとお笑いを学びつつ(笑)、いいバディとなって、一緒に作品を作っていけるよう頑張りたいです。
福田靖さんの脚本はいろいろなことが想像できる本。道標をちゃんと提示しながら、一つひとつのセリフやト書きにいっぱい余白を持たせて書いてくださっているので、参加する身としては非常にワクワクする言葉が多いです。このドラマも刑事と検事、判事を描くドラマと聞いて、堅い作品だと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実はきちんと事件を描きながら、笑える部分もある作品。ピリッとしている中にスイートな笑いのセンテンスが入っていたりして、本当にバランスがいいドラマだと思います。福田さんが書かれた言葉たちを、自分の体を通して表現できるのがうれしいですし、視聴者の皆さんにもぜひ温かい時間を過ごしていただけたらな、と思います。