現地時間5月17日、第76回カンヌ国際映画祭にて是枝裕和監督の『怪物(インターナショナルタイトル:MONSTER)』の公式上映が行われ、レッドカーペットに安藤サクラらが登場した。

【写真】安藤サクラ、シャネルの白のロングドレス姿で登場

 雨がポツポツ振る中、レッドカーペットセレモニー冒頭にはまず招待されたセレブたちが登場。

ペドロ・アルモドバル監督やイーサン・ホーク、ロマン・デュリス、ヴィオラ・デイヴィス、ジェンマ・チャン、世界的人気K‐POPグループ、BLACKPINKのロゼらが登場していくと、いつの間にか雨もあがり、澄み渡った空の下、大勢の取材陣や観客が注目する中に『怪物』一行が到着。待ちわびていた熱狂的なファンの歓声に迎え入れられた。

 アルマーニのタキシードで身を包んだ是枝監督をはじめ、男性陣が黒のタキシード姿で登場する中、ひときわ目を引き注目を集めたのは、シャネルの白いドレスとジュエリーに身を包んだ安藤サクラ。眩しいほどの輝きを放ちながら、『万引き家族』以来2度目のカンヌコンペティション部門のレッドカーペットに参加した。

 2人の他、永山瑛太はグッチのタキシードにオールバック姿、黒川想矢は所属事務所社長で俳優としても大先輩の舘ひろしがこの日の為に仕立ててくれたというTAGURUのタキシードで、柊木陽太は是枝監督と同じアルマーニのタキシードに身を包みはにかみ、脚本家の坂元裕二へと続いた。

 是枝監督は、ファンからのサインや写真撮影にも応じるなど、ファンサービスもたっぷり。
全員が一列に並び、時に手を繋いだり、談笑しながら和やかな雰囲気でレッドカーペットを進む中、カンヌ常連の是枝監督は、子役たちに「カメラに向かって手をふろう」と声をかけるなど貫禄の佇まい。安藤、永山も時に子役たちをフォローしながら、和やかにセレモニーを楽しみ、黒川と柊木は弾けんばかりの笑顔で、世界から集まったメディアを魅了した。

 映画『怪物』は、6月2日より全国公開。