橋本環奈×山田涼介で送る超打算的シンデレラストーリー『王様に捧ぐ薬指』(TBS系/毎週火曜22時)。30日に放送された第7話は、東郷(山田)の“上書きキス”に大きな反響が集まった。

 ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください

【写真】“東郷”山田涼介ד綾華”橋本環奈 キス寸前のドキドキシーン

■東郷の“上書きキス”にときめきが止まらない!

 えっ、東郷って好きな子の前ではワンコになっちゃうの…? と戸惑ってしまうほどの豹変っぷり。第7話の東郷は、羽田綾華と出会ったばかりの頃とは、180度異なる甘々な表情を見せてくれた。あまり他人に心を開けないタイプだからこそ、“開いたらとことん”というのが東郷のスタイルなのだろう。

 かつて、あんなに煙たがっていた綾華の愛犬ネギのことも、今では自ら抱きしめに行き、寂しい時にはコソッと話しかけているのがかわいい。そんな東郷の姿からは、綾華への深い愛が伝わってくるようだ。


 嫌いだったものを好きになるって、愛だと思う。例え、自分が嫌いなものだったとしても、相手が好きと言っていたら、その好きを共有したいと感じる。その気持ちって、すごく尊いものだ。犬、キムチ、納豆…綾華を愛したことで、嫌いなものが多かった東郷の世界に、“好き”がどんどん増えていく。

 まるで初めて恋を知った少年のように、全身全霊で綾華に恋をしている東郷。その姿は、「東郷様いつから綾華にそんなデレデレ甘々になったんですか!?!?」「甘々すぎて溶けちゃう」「山田涼介なんであんなにワンコなの?」など多くの反響を集めていた。


 だが、やっぱり今回も神山絢斗(坂東龍汰)は、二人の邪魔をしようとしてくる。もし、本当に綾華のことが好きならまだ仕方ない…? とも思えるが、東郷の母・静(松嶋菜々子)の命令で動いているというのが、どうも気に食わない。ただ、綾華も最初はお金のために東郷とメリット婚をしたわけで…。彼女は、神山の気持ちに共感できてしまうのだろうか。

「俺がそのキス、上書きしてやるから」

 「最高の上書きキスありがとう」と反響が集まった綾華と東郷のキス。綾華が神山にキスをされたと知っても、ドシっと構えて妻を信じ続ける東郷の姿に、深い愛を感じた。


■愛を深めあったのに…同窓会で事件が

 邪魔者が入っても平和…だったはずの綾華と東郷。しかし、綾華が高校の同窓会に参加したことで、“事件”が起きる。

 神山も来ることを知っておきながら、「俺はお前を信じてる」と背中を押してあげた東郷は、本当にいい夫だったと思う。そんな中、綾華は、東郷が家で待っているにもかかわらず、お酒を飲みすぎて酔い潰れてしまった。

 神山とともに一夜を明かしたホテルでは、何もなかったのだろうけど、東郷は気が気じゃないはずだ。しかし、「お前が違うって言うなら、俺は信じる」と綾華の言い訳を飲み込んだ東郷は偉かった。


 それなのに、「綾華と寝た」とうそをつく神山も最低だし、「私は神山くんを信じているから」と夫の前で浮気(疑惑)相手の男を“信じる発言”した綾華は良くなかったと思う。

「信じるって、お前…寝るよりないな」

 一番信じていた相手に裏切られた瞬間の感情を、見事に表現していた山田涼介。それはまるで尻尾を振ってついてきていた子犬が、突然シュンとなった時のようで、山田の純粋無垢な瞳に陰りが見えてきた。北村匠海が演じる桜庭新が再登場する第8話は、さらに波乱の展開になりそうだ。(文:菜本かな)