ジョン・デヴィッド・ワシントンが主演を務め、渡辺謙らが共演するギャレス・エドワーズ監督最新作『ザ・クリエイター/創造者』より、物語の鍵を握る“謎の少女”らの姿を収めた場面写真が解禁された。

【写真】人類とAIの激化する攻防戦を彷彿とさせる映画『ザ・クリエイター/創造者』場面写真

 本作は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズが監督・脚本を務めたSFアクション超大作。

『TENET テネット』でも主演を務めたジョン・デヴィッド・ワシントン、『インセプション』などハリウッド大作への出演が続く日本を代表する俳優・渡辺謙が共演を果たす。

 近年、各メディアなどでもAIの目覚ましい進化やその利便性が取り上げられているが、その一方で、AIの急激な進化に伴う危険性も叫ばれ始めている。本作の舞台は、そんな私たちに待ち受けているかもしれない近未来─。

 2075年、人を守るはずのAIが核を爆発させた。人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊のジョシュア(ジョン)は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だが、そこにいたのは、純粋無垢な超進化型AIの少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)だった。


 今回解禁されたのは、この物語の鍵を握る超進化型AIの少女アルフィーがロボットと触れ合っている姿をはじめとする場面写真。まばゆいビームを放つ謎の飛行物体、銃を構えるロボット型AIを収めた写真からは、人類とAIの激化する攻防戦を彷彿とさせる。

 人類を脅かす存在“クリエイター”暗殺という命を受け、アルフィーを見つけ出した主人公ジョシュア。しかし彼は、“ある理由”から、暗殺すべき対象であるはずのアルフィーを守りぬくと誓う。写真にも捉えられている、登場人物たちの神妙な面持ちからは、人類の存亡を賭けて挑む戦いの狭間で心揺れ動く、熱いヒューマンドラマも予感させる。

 人間のジョシュアとAIのアルフィー、彼らの間でどのように絆が芽生えてゆくのか。
少女アルフィーとは一体何者なのか。戦いの先でふたりがたどりつく、衝撃の真実も見逃せない。

 また、アルフィーと同じく後頭部から耳にかけて機械となっている謎のヒューマノイドを演じた渡辺謙からコメントが到着。本作への出演を決めた理由について渡辺は、「世界がコロナ禍にある一昨年、ギャレス(・エドワーズ監督)から連絡があった。タイで新作を撮ると。題材は“AIと人間の戦い”。
今までの機械と人間という対峙とは一味違う、西洋vs東洋の価値観や文明の相違という切り口に、ギャレスらしさがあって、快諾した」と語る。

 本作の設定については「人間も痛みや喜びを学習し成長していく。同じ様にAIもそうやって成長した時代。人間に取って代わる気持ちが無いのに、人はそれを恐れ駆逐しようとする。ある意味、今まで世界のヒエラルキーの中で行われて来た歴史にも重なる」とコメント。今を生きる我々人類にとって身近な物語なのだと説明している。


 果たして、AIと人類にまつわる物語が、果たして私たちにどのような未来を見せてくれるのだろうか。渡辺が「さあ、どんな仕上がりになっているのか、出演者達が一番驚く事になるのは間違い無い!」とまで熱く語る、近未来の物語に期待したい。

 映画『ザ・クリエイター/創造者』は、9月29日より世界同時公開。

 渡辺謙のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■渡辺謙

 世界がコロナ禍にある一昨年、ギャレス(・エドワーズ監督)から連絡があった。タイで新作を撮ると。
題材は「AIと人間の戦い」早速プロットを読む。今までの機械と人間という対峙とは一味違う、西洋vs東洋の価値観や文明の相違という切り口に、ギャレスらしさがあって、快諾した。

 人間も痛みや喜びを学習し成長していく。同じ様にAIもそうやって成長した時代。人間に取って代わる気持ちが無いのに、人はそれを恐れ駆逐しようとする。ある意味、今まで世界のヒエラルキーの中で行われてきた歴史にも重なる。
JD(ジョン・デヴィッド・ワシントン)をはじめとする素晴らしい俳優陣が、その不思議な世界観を体現していく。

 デジタル世界を超アナログなジャングルでの撮影。ギャレスもインディーズで撮っていた頃に戻り、自分でカメラを担いで撮り進める。さあ、どんな仕上がりになっているのか、出演者達が一番驚く事になるのは間違い無い!