堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司と日本を代表する俳優陣が豪華共演を果たすことで話題沸騰の日曜劇場『VIVANT』(TBS系/毎週日曜21時)。7月16日の放送開始を前に、ストーリーやそれぞれの役どころなど、前情報が一切入ってこない状態が続いている。
【写真】堺雅人が抱きかかえる少女との関係は?
2月の第一報解禁時には、日曜劇場主演クラスがずらりと顔をそろえるキャスティング、『砂の器』『華麗なる一族』などの超大作をはじめ、近年は『半沢直樹』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ、『陸王』『ドラゴン桜』など数多くの大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄監督が演出のみならず原作も手掛けるということで、ドラマフリークならずとも、どんな作品が生まれるのだろう?とワクワクドキドキが止まらなかった『VIVANT』。同時に解禁されたティザービジュアルに添えられた「敵か味方か、味方か敵か。」という意味深なキャッチコピーにも、『半沢直樹』や『下町ロケット』などで味わったドラマの面白さをまた味わえるに違いない!と期待が高まった。
しかし、あれから4ヵ月以上が経ち、その後発表された情報といえば、特報と予告、そして先週末に林遣都、竜星涼、小日向文世とこれまた豪華な追加キャストが発表されたのみ。初回放送まで2週間を切った現時点でも、いったいどんなストーリーで、堺雅人は何者なのか、阿部寛、役所広司は敵なのか、味方なのか、一切不明な状況だ(公式ホームページも「あらすじ」「登場人物」には飛べない状況が続いている)。
なんの前情報がなくても、“福澤克雄監督がテレビドラマの新時代を切り拓く前例のないエンタメ”“限界突破!アドベンチャードラマ”という言葉からも、期待に値する作品であることは間違いないのだが、もうちょっとどんな作品か知りたくなってしまうのがドラマ好きの悲しいところ。
そんな中、編集部では『VIVANT』の場面写真をゲットした。今回はその中から本作の主演を務める堺雅人について勝手に考察していこう。
手に入れた場面写真は2枚。
では、もう1枚はどうだろう? こちらは、現地の少女を抱き上げ、満面の笑みを浮かべる堺雅人の姿が。堺雅人のキラースマイル。これでもご飯が進むのは確実だ。こうしたヒューマンドラマがメインになる作品なのだろうか。だが、ここで気になるのはそんな幸せそうな2人の姿をじっと見つめる男の後ろ姿。
限られた場面写真に囚われていても仕方がない。これまでに解禁された動画は、ティザー映像、特報が2本、予告の計4本。どれにも堺雅人はスーツ姿で登場する。特報には「日本と中央アジアを駆け巡る」の文字と、「敵か味方か、味方か敵か―冒険が始まる。」との情報のみ。見渡す限りの砂漠を、疲労困憊な様子の堺雅人が一歩一歩前に進む映像が印象的だった。
また、予告に目を移してみると、場面写真に写る少女のような年頃の子の手を引き歩く堺雅人らしき人物の後ろ姿が。さらには、「信念と執念がぶつかり合う」のキャッチコピーも。「信念」と「執念」…。第1報解禁時に公開されたティザー映像では、堺雅人の顔と共に「信念」、そして阿部寛の映像と共に「執念」の文字がインサートされていた。
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これは、堺雅人と阿部寛が敵対するということなのか? 信じるものに対しひたむきなキャラクターを演じた時の堺雅人にははずれがない。文字通り、高すぎる&大きすぎる壁として、その行く手に立ちはだかる阿部寛と堺雅人の激突…。
いろいろと述べてきたが、今回の妄想的『VIVANT』勝手に考察【堺雅人編】は、ビジネスにおいて、阿部寛にハメられ、中央アジア(モンゴル)へとやってきた主人公・堺雅人。遠き異国の地で、現地の少女と交流を持つが、その少女に執念の男・阿部寛の一派の手により命の危機が迫る。堺雅人は少女の手を取り、砂漠へと逃げだすが、ついに…。そこから闇落ちした堺雅人の冒険と反撃が始まる…。といったストーリーを考えてみた。
あまりにいろんな要素がてんこ盛りになってしまったが、こんなへっぽこ考察を歯牙にもかけない圧倒的スケールの物語が、脅威の映像美と圧巻のキャストにより展開されることは100%間違いないので、今はただ16日が来るのをひたすら待ち続けよう。
日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて7月16日より毎週日曜21時放送。