GENERATIONSが主演する公開中のホラー映画『ミンナのウタ』より、メイキング写真とともに考察ポイント5選<ネタバレあり>が公開された。

【写真】映画『ミンナのウタ』メイキング写真

 本作はJホラーの巨匠・清水崇監督の最新作。

人気ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBE(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)が、全員本人役で出演する。

 「近年稀にみるホラーの傑作」など絶賛の声がSNSで続出し、リピーターによる考察のつぶやきが後を絶たない本作。現場のメイキング写真とともに、まことしやかに噂される考察ポイント5点が公開された。ネタバレも含まれるので、これから映画を観る方は注意が必要だ。

その1:エレベーターでの怪異の女性は?

 小森が乗り込んだエレベーターに同乗している女性が、突如無表情で呪いのメロディーを口ずさむシーン。ここでの彼女の服装に注目したい。


その2:さなの弟・俊雄の存在とは?

 『呪怨』にも同じ“としお”の名前で登場するさなの弟・俊雄は、4~5歳ほどの幼児の姿をしている。予告編でも話題となった、関口メンディーに向かって俊雄が走り、とびかかった瞬間にさなに豹変するシーンでは、「さなと俊雄の魂が融合した存在だったのか?」などの考察が飛び交っているが、彼は一体どういう経緯で怪異となったのか?

その3:さなの願いに込められた意味。

 さなは卒業文集で「私の夢は、自分の歌を、みんなに届けて、みんなを私の世界に惹きこむことです」と綴っていた。この夢について、清水監督は、GENERATIONSの所属事務所LDHの“Love Dream Happinesss”のポジティブなワードの裏返しでもあり、彼女は死後もそれを行っていることがテーマになっていると解説している。これを踏まえて本編を観てみるとより一層恐怖度が増す?

その4:劇中に登場する楽曲の歌詞に込められた意味。

 GENERATIONSのリハーサルシーンでかかっている曲「ワンダーラスト」。
小森の頭の中で違うメロディーが離れずに混乱する怪異のシーンだ。曲自体は前向きな歌詞と明るいメロディーだが、さなの願いを踏まえて、歌詞に注目すると不穏さを感じさせる一節がある。その真意とは?

その5:さなの両親の真意とは?

 さなの両親がコードを引っ張る、とあるシーンで、母親の顔がときにひきつった笑顔のようにも見える。それは娘の願いを叶えようという母親の歪んだ愛情から来るものなのか? 家族が一つになれた一番愛が大きいシーンとも解釈できるが、父母それぞれの表情にも注目して欲しい。

 これらの考察の真偽は定かではないが、ぜひ鑑賞後に現れた疑問点を深堀りしてみてほしい。考え出したが最後、あなたもきっと恐怖の連鎖に取り込まれるだろう。


 映画『ミンナのウタ』は公開中。