俳優の山崎育三郎が、10月2日放送のテレビアニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ)にゲスト出演することが決定した。かつて自身が声優を務めていた宇宙人・星野の17歳の姿である“星野セブンティーン”役を演じる。



【写真】『おじゃる丸』星野セブンティーン場面カット

 本作は、千年前の妖精界「ヘイアンチョウ」でエンマ大王のシャクを手に入れ、現代にやって来た主人公・坂ノ上おじゃる丸が起こすにぎやかな騒動を描いたテレビアニメ。現在のエンディング曲『千年トラベラー』を歌う山崎は、デビュー当時に宇宙人・星野役を務めており、今回かつて自身が演じた星野の17歳の姿、“星野セブンティーン”に声を吹き込んだ。

 月光町にあらわれたシブめなイケメン。あまりのオーラに、思わずトミーが名前をたずねると、彼は「ホシノ」と名のり、タイムマシンにのって今の月光町へやってきたのだと言う。そんなやりとりをこっそり見ていた星野は、このイケメンが未来の自分だと気づく。これだけかっこいいなら、おじゃる丸にもスマートに「チキュウくれ」と言えるはず。
未来の自分に期待する星野だったが…。

 今回の出演にあたり、山崎は「『おじゃる丸』第1シリーズで星野役として声優をやらせて頂いて以来、再び成長した星野くんとして帰ってくることになりました」とコメント。「大地丙太郎監督やスタッフの皆さんとの再会は感動的で、変わらない収録ブースはとても感慨深かったです。現在星野役を演じる三瓶由布子さんには『星野ヴォイス』のアドバイスを頂きながら、懐かしいおじゃる丸の現場を楽しむことが出来ました」と振り返った。

 大地監督は「元祖星野ヴォイス、山崎育三郎くんが帰って来た。しかも、現星野役の三瓶由布子さんとの共演は夢のようでした」とし、「育三郎くんが三瓶さんから星野ヴォイスのアドバイスをもらっているところは、音響監督から『元はあなたが作った声ですよ』とつっこまれ現場で大笑いに。
ひとつの作品を長く続けていると、こんな楽しいことが起こるのだな~としみじみ思いました」とメッセージを寄せている。

 山崎育三郎がゲスト出演をするテレビアニメ『おじゃる丸』は、NHK Eテレにて10月2日6時40分放送。17時より再放送。