Sexy Zone・松島聡が、自身初となる個展「松島聡 コ。展(コテン)」を、本日9月27日より東京・表参道ヒルズ スペース オーにて開催する。
【写真】会見に登壇したSexy Zone・松島聡
幼少期から絵を描くことに興味があり、『24時間テレビ』(2018年)にて、チャリTシャツのバックプリントのデザインも担当。Sexy Zoneの公式キャラクター“セクベア”のデザインも手掛けている松島。
そんな彼の初の個展は、幼少期の頃から現在にいたるまでの25年間を通して、「らしく」あるために、自身が感じ、思ったことを大事にする感覚を表現。
「自分らしさってなんだろう?」―松島にとって、創作活動の萌芽は幼少期までさかのぼる。設計士の父、達筆な母―父が手掛けた繊細な図面や母がしたためた美しい文字は、松島の日常生活に当たり前のように存在し、いつしか松島はそれらをまねて「描いたり、造ったり」を自然に行うように。
時を経てSexy Zoneとしてデビューし、グループ活動を続ける中でも、“創作を通して自己を表現したい”という想いを抱き続けてきたが、本展では現在時点での「自分らしさ」の表現の形として、マネキンをモチーフに自己投影した作品を一堂に展示。合計76体のマネキンを使用した、さまざまな作品が展示されている。マネキンをモチーフにした作品を中心に、照明から香りまで会場全体を使ったインスタレーションとして表現している。
展覧会タイトルの“コ。”には、自分らしさ=【個(“コ”)】として表現を詰め込み、【心(“コ”コロ)】の目で感じてもらえる展示にしたい、という本人の想いが込められている。
本展に向けて松島が最初に手掛けた、対照的にレイアウトされた2体のマネキンと、それを彩る“黒と白”の花やレース、ビジューなど、さまざまなマテリアルで構成された作品である「光と影」や、複数のキャンバスアートが組み合わされたインスタレーション作品「深淵からこんにちは。」などさまざまな作品が展示。創作だけでなく、テーマに応じて「作品をどう見せるか?」の空間演出・構成にも松島が携わり、何度も打ち合わせを重ねて自らの表現を研磨。作品に添えているキャプションも、全て松島本人が手掛けている。なお、ロゴに刻まれた“コ。”の文字も、松島の書き下ろし。
開催前日となった9月26日には本人登壇による会見が行われ、改めて完成した作品と展示会場について「自分の理想としているものを少しずつ形にしながら、スタッフの皆さんと一緒に作り上げてきたものがやっと完成して、心の底から自信をもった作品をお届けできるかなという想いでいます」と語った。
今回の展覧会に向けて手探りのなか行われてきた作品作りに関しては「マネキンに直接装飾しているので何度も作り直したものもありました。マニュアルが無い中、一つずつその都度考えながら作ってきたので、その中で課題も生まれましたし、今回を経てさらにクオリティの高い作品を作りたいという次への目標も見えてきました」とその制作にまつわるエピソードを紹介した。
展覧会を通して用いられている白と黒のモノトーンを使った表現については「色々なものが持つ二面性について、どちらが正しいという白黒つけないといけないという固定概念にとらわれずに、どちらもがもつ良さに目を向けて柔軟に捉えて欲しい」というその背景を語ったほか、「自分を中心に“自分のこれをみて”というのを作品に出すというアプローチもあると思うのですが、そうではなくて、ファンの方をはじめ初めて作品を見た方がどう思うかというところまで想いを馳せながら作品を作りました」と作品作りに対する考えを語った。
そして、最後に開催への意気込みとして「見に来てくださる方のそれぞれの視点で、視覚的な部分だけでなくココロの目で作品を感じ取っていただいて、何かを思うきっかけなってくれるとうれしいです」と締めくくった。
個展では、作品の展示はもちろん、会場内に併設された特設ショップでは、松島が自ら企画立案やデザイン監修に携わった個展ならではのオリジナルグッズの販売もしている(※グッズラインナップの一部はオンラインショップでも取り扱いあり)。
さらにオンライン配信版の「コ。
Sexy Zone・松島聡の個展「松島聡 コ。展(コテン)」は、東京・表参道ヒルズ スペース オーにて9月27日~10月15日開催(10月4、11日は開催なし)。
個展開催に寄せた松島のメッセージは以下の通り。
<松島聡 メッセージ>
■松島聡【個展開催に向けて】
いよいよ個展がスタートしますが、初めての経験ということもあり、楽しさやワクワク感を抱きつつ、一方で、正直不安もあります。僕が作った作品をお客様がどういうふうに受け取ってくれるのか? 今はその想いの受け取り方がすごく気になっていますね。とても前向きなメッセージを込めた内容になっているので、ご覧になった方々に何かを感じていただけたら嬉しいです。
今回創作した作品は、何度も修正を加えてブラッシュアップしてきたもの。自分でも想像以上のものができあがっていると思いますし、過去に手がけた作品に自信を持てなかったこともあったので、こうやって形になったものを見渡すと、自信を持って満足できるものが完成したと思います。
今回、個展という機会をいただけたことが嬉しかったですし、この経験を通して学んだことはグループ活動や他のお仕事にも生かしていけるはず。
松島聡