2024年1月からフジテレビ系にて放送される木曜劇場にて、小芝風花が主演を務める『大奥』を放送することが決定した。2003年に初めてフジテレビで『大奥』が放送されてから20年以上の時を経て、新たな令和版『大奥』が誕生する。



【写真】ブーム火付け役『大奥』スタートから20周年 ドロドロ愛憎劇繰り広げたキャストたちの現在

 本作は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった1つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描いていく。2019年に『大奥』シリーズの完結作として放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』以来約5年ぶりに、世代を超えて長きに渡り愛されてきた『大奥』が、より一層進化を遂げ、儚(はかな)いラブストーリーとして2024年1月期の木曜劇場枠で帰ってくる。

 時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、倫子は第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった1人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、今、女たちの熾烈(しれつ)な戦いの火蓋(ひぶた)が切られる。
一方その頃、大奥を、江戸幕府を、混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていて――。

 主演の小芝が演じるのは、東山天皇の皇子・閑院宮直仁親王の娘であり皇室の血を引く公家の娘・五十宮倫子。京で素直に育ち、人を疑うことのない、純真で優しい性格の持ち主だが、その一方で芯は強く、利発でもある。しかし、朝廷と幕府の橋渡しとして、次期将軍である徳川家治と政略結婚をさせられたことで逃れられない運命に翻弄(ほんろう)され、倫子の前にはさまざまな試練が立ちふさがる。先代の第9代将軍・徳川家重(とくがわ・いえしげ)が謎の死を遂げ、家治が第10代将軍となり、倫子は将軍正室として男子禁制の大奥へ渡ることになるが、そんな彼女は京にいた頃からの幼なじみである久我信通(こが・のぶみち)に好意を寄せていて…。

 小芝は、2011年に「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得すると、『息もできない夏』(フジテレビ系)にて女優デビューを果たす。
以降、13年連続で途切れることなくゴールデン・プライム帯の連続ドラマに出演し、2019年からは5年連続で主演を務めるなど目覚ましい活躍を見せる。また、初主演映画『魔女の宅急便』で第57回ブルーリボン賞・新人賞、および第24回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞した他、中島健人とダブル主演を務めたドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)では、第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演女優賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた今最も勢いのある俳優の1人。木曜劇場へは『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)以来約7年9ヵ月ぶりの登場に。そんな話題作には欠かせない存在の小芝が、歴史ある作品『大奥』で満を持してフジテレビ制作のドラマ初主演を果たす。

 今作では東映とタッグを組み、豪華で荘厳な衣装やセットはもちろん、全編オール京都ロケを実施し、クオリティーの高い世界観と映像美、豪華なキャスティング、圧倒的なスケールでお届けする。小芝をはじめとした錚々(そうそう)たる顔ぶれのキャストたちが披露する、『大奥』の代名詞ともいえる豪華絢爛(けんらん)な衣装にも注目だ。
演出には『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)、『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)で高い評価を受けている兼﨑涼介監督を迎え、脚本は『好きな人がいること』(フジテレビ系)や『グッド・ドクター』(フジテレビ系)を手掛け、登場人物の繊細な心情を描くことを得意とする大北はるかが担当する。

 木曜劇場『大奥』は、フジテレビ系にて2024年1月スタート。