小芝風花が主演するドラマ『大奥』(フジテレビ系/毎週木曜22時)に、栗山千明の出演が決定した。大奥の女性たちを束ねる松島の局役を演じる。



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 本作は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった1つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描いていく。2019年に『大奥』シリーズの完結作として放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』以来約5年ぶりに、『大奥』がより一層進化を遂げ、はかないラブストーリーとして帰ってくる。

 時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。

 そんな中、小芝演じる主人公・五十宮倫子は、第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった1人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、今、女たちの熾烈(しれつ)な戦いの火ぶたが切られる。一方その頃、大奥を、江戸幕府を、混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていて―。

 この度、小芝、亀梨和也西野七瀬森川葵宮舘涼太(Snow Man)に続いて、栗山千明の出演が決定した。栗山が演じるのは、大奥の女性たちを束ねる重役・大奥総取締役である松島の局(まつしまのつぼね)。公家の娘で、徳川家重(とくがわ・いえしげ)の嫡男・家治の教育係だったが、その後、将軍付き上臈御年寄となり、大奥を取り仕切る大奥総取締役にまで上り詰めた実力者だ。

 松島の局は、大奥総取締役は“表”である幕政にも影響力を持ち、幕政をつかさどる老中の人事にまで口出しができたという、当時のキャリア女性のトップ中のトップにあたる。その松島は権力をほしいままにするため、側用人・田沼意次(たぬま・おきつぐ)と手を組み、“ある計画”を目論(もくろ)んでいて…。


 栗山は『ATARU』(TBS系)、映画『劇場版SPEC』シリーズ、映画『図書館戦争』シリーズなどのヒット作に次々と出演し、『晩酌の流儀』(テレビ東京系)シリーズなどの話題作で主演を務めるなどその活躍は目覚ましい。そんな栗山だが、意外にも木曜劇場への出演は今回が初となる。また、主演の小芝とは『HEAT』(フジテレビ系)以来、約8年半ぶりの共演となる。

 松島の局役の栗山は、「言葉遣いや所作など、私に務まるのかという不安もありますが、大奥という煌(きら)びやかな世界を体験できることを楽しみに思いました」と語り、「大奥らしい“女の戦い”だけではなく、キュンとなるかわいらしい恋心や、切ない思い、親子の愛なども、きちんと描かれているストーリーになっています。新しい大奥を、ぜひお楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。

 木曜劇場『大奥』は、フジテレビ系にて2024年1月18日より毎週木曜22時放送(初回75分スペシャル)。

※栗山千明のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■栗山千明

――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。

 言葉遣いや所作など、私に務まるのかという不安もありますが、大奥という煌(きら)びやかな世界を体験できることを楽しみに思いました。

――『大奥』という作品の印象はいかがですか?

 華やかな一方、いろんな思惑が絡み合う人間関係を描いている印象です。

――ご自身が演じられる役の印象や役作りについて教えてください。

 松島の局には、大奥総取締役としての風格や貫禄が必要だと感じていますので、堂々と凜(りん)とした立ち振る舞いを心掛けながら演じたいと思っています。
また、小芝さん演じる倫子を追い詰めていく役どころなので、見てくださる方々に嫌われる覚悟で精一杯(いっぱい)務めたいと思います。

――最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。

 大奥らしい“女の戦い”だけではなく、キュンとなるかわいらしい恋心や、切ない思い、親子の愛なども、きちんと描かれているストーリーになっています。新しい大奥を、ぜひお楽しみにしていてください。

■企画:安永英樹(フジテレビ編成部)

 主人公の前に立ちはだかる“大奥総取締役”はまさにもう一つの大奥の“顔”。大奥という組織の個性は大奥総取締役の個性が大きな役割を占めると思います。栗山さんが持つクールなビジュアルは牢獄(ろうごく)である大奥の厳しさと恐ろしさを体現する松島の局のイメージと合致します。江戸時代に権力を持つ男たちと向こうを張って大奥を取り仕切った女性の姿をぜひご覧いただければと思います。

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