日本では人生の節目として数えられる「還暦」。60歳を迎えた際には、「還暦祝い」として赤いちゃんちゃんこなどを着てお祝いするのが慣例だ。
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■ お笑い芸人
お笑い界では、長年お茶の間でおなじみの面々が還暦を迎える。1月1日には、“天然キャラ”の草分け的存在で、アーティストとしても活躍するジミー大西が早速60歳の誕生日。続く2月13日には、長らくリアクション芸人のトップランナーとして活躍してきた出川哲朗が続く。
同じ2月には、お笑いコンビ・ハイヒールのモモコが還暦。モモコとNSC(吉本総合芸能学院)で同じ1期生だったダウンタウンは一足早く昨年還暦を迎えている。そのダウンタウンの盟友で90年代より活躍を続けるウッチャンナンチャンの内村光良、さらにダウンタウン、ウンナンと同じく「お笑い第3世代」に数えられるお笑いコンビ・ホンジャマカのメンバーで10年以上『ひるおび』(TBS系)の司会者を務めている恵俊彰も12月に大台に突入する。
そのほか、バラエティ番組で活躍を続ける磯野貴理子やYOUも今年還暦だ。
また、お笑い芸人ではないが、『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)覇者ウエストランドなどを擁する芸能事務所タイタンの社長で、爆笑問題・太田光の妻である太田光代は、夫より1年早く今年還暦を迎える。
■ 俳優・女優
大物俳優、女優も続々と還暦を迎える2024年。昨年は『VIVANT』(TBS系)の大ヒットが記憶に新しい阿部寛のほか、岸谷五朗、堤真一、高橋克典、椎名桔平、“Vシネの帝王”の竹内力、個性派俳優の温水洋一や嶋大輔、木下ほうか、高知東生も同い年。
女優では山口智子、南果歩、真矢ミキ、さらに80年代に映画『セーラー服と機関銃』で一斉を風靡した薬師丸ひろ子が1964年生まれだ。そのほかにも高島礼子、荻野目慶子、杉田かおるといったそうそうたる面々が60歳の大台に乗る。
■ 歌手・クリエイター・文化人・元スポーツ選手
お笑い芸人やタレント以外でも多くの有名人が今年還暦を迎える。ミュージシャンでは「部屋とYシャツと私」で知られる平松愛理を皮切りに、TWO-MIXのヴォーカルとして知られるほか『名探偵コナン』シリーズの主人公・江戸川コナンの声でおなじみの高山みなみ、近藤真彦や日本を代表するロックバンド・B'zの稲葉浩志、さらに中西圭三、元チェッカーズで実兄・藤井フミヤとのユニット「F-BLOOD」としても知られる藤井尚之、同じく元チェッカーズの鶴久政治、元BLANKEY JET CITYのボーカルで“ベンジー”の愛称で親しまれる浅井健一などなど。
元有名アスリートでは、陸上長距離の増田明美、プロ野球・元読売巨人軍の宮本和知、同じく元巨人OBで送りバントの世界記録を保持する川相昌弘、元バドミントン選手の陣内貴美子、Jリーグ・元ガンバ大阪の永島昭浩、本並健治がそろって還暦だ。
そのほか、文化人やクリエイターでは、元裁判官で弁護士、ワイドショーのコメンテーターでおなじみの八代英輝、思想家・吉本隆明さんの実子で『キッチン』『TUGUMI』『アムリタ』などの小説で知られる吉本ばななも今年60代を迎える。
■ 海外では大スターが相次いで還暦!
「還暦」は干支から発祥した概念であるため、諸外国ではなじみがないと思われるが、海外の「今年60歳」のメンバーもそうそうたる面々なので、紹介しよう。
映画スターでは、日本で根強い人気を誇る個性派俳優ニコラス・ケイジ、さらに2000年に映画『グラディエイター』でアカデミー主演俳優賞を受賞したラッセル・クロウ。1990年代末から『マトリックス』シリーズで一世風靡したのち、最近では『ジョン・ウィック』シリーズで高い人気を誇るキアヌ・リーブスも、なんと今年で60歳を迎える。
そのほか、海外のスポーツ界ではMLBの通算最多本塁打記録を持つバリー・ボンズも彼らと同い年だ。