後藤久美子と武井咲がダブル主演する2024年1月3日21時放送のテレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマプレミアム 第一夜『顔』(テレビ朝日系)で、武井が約12年ぶりに本格歌唱シーンを披露する。

【写真】緊張しつつも見事なパフォーマンスを見せた武井咲

 本作は、これまで幾度となく実写化されてきた松本清張の名作を人気脚本家・浅野妙子の手で現代版へと大胆にアップデート。

武井演じる“覆面アーティスト”井野聖良と後藤演じる殺人犯を目撃した“弁護士”石岡弓子が、追いつ追われつのサスペンスを展開する。

 二転三転していくスリリングな展開と女同士の極上のバトル、そして名作を大胆に脚色したストーリーで注目を集める本作で、武井咲が本格歌唱シーンに挑むことが明らかになった。

 “覆面アーティスト”の井野聖良を演じている武井。殺人を犯した彼女は、顔を出さずにアーティスト活動することを条件にデビューへの階段を上り始める。そんな聖良が、ある一大決心のもと、生放送の音楽番組に出演するというクライマックスのシーン――なんとこのシーンは、テレビ朝日が誇る音楽の殿堂『ミュージックステーション』チームの全面協力のもと撮影が行われた。

 1986年から37年以上にわたり生放送を続けてきた熟練のチームが手掛けたステージは、カメラワークからライティングまで、これぞまさに『ミュージックステーション』の真骨頂。
テレビ朝日開局65周年の作品にふさわしく、テレビ朝日が誇る音楽番組が華を添え、ドラマの世界観をますます盛り上げる。

 そんなスペシャルなステージで歌唱シーンの撮影に挑んだ武井は、「緊張で肩甲骨の上のあたりまでガチガチに固まっていました(笑)」と興奮気味に語り、「フルでお見せしたいくらい、贅沢な時間でした」と十分な手応えを明かした。

 聖良を演じるにあたり、当初は“代役”も想定されていた中、「自分で歌いたい」という強い意思を制作側に伝えたという武井。「聖良の心情になり歌うということ、そしてそれを皆さんに届けることがすごく大切だと思った」と、直談判に至った経緯を明かす。そんな武井の熱意が実を結び、武井本人による歌唱、そして歌唱シーンの撮影が実現。まさに武井本人の熱い思い、『顔』、『ミュージックステーション』制作陣の熱量と技術が結実した、極上のパフォーマンスが完成した。


 テレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマプレミアム 第一夜『顔』は、テレビ朝日系にて2024年1月3日21時放送。

 武井咲のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■武井咲(井野聖良・役)

 今回、井野聖良という役をいただいて台本を読んでいく中で、聖良にとって「歌」というのは気持ちを伝える一番の、そしてただ1つの手段であり、だからこそとても大事な部分なんだと感じました。

 実は当初は気を使っていただき、私以外の方が歌うというスタンバイしてくださっていたのですが、やはり聖良の心情になり歌うということ、そしてそれを皆さんに届けることがすごく大切だと思い、「歌いたい」ということを伝えさせていただきました。

 正直なところ、歌は得意ではないですし上手くはないのですが、上手い下手よりも歌を通して聖良の思いを届けるというのは私がやらなくてはっていう責任を感じたんです。曲を決める段階でも、自分でレコーディングして、スタッフの皆さんに聴いていただいて…。
自分の声を通して皆さんに聴いてもらうことが、この作品においても大事なポイントになるのではないか、という思いでした。

――実際に準備や練習はどのようにされたのですか?

 ギターを弾きながら歌うシーンに関しては、とにかく1日1回ギターを触るようにしていました。やはり音楽をやられる方は、ギターもピアノも弾けることが当たり前。だから私も1日1回は触れて、馴染むように、という練習をしていました。

――『ミュージックステーション』のスタッフが手掛けたステージでの歌唱シーンもありますが、そこでパフォーマンスをした感想はいかがでしたか?

 本当に光栄でした! でもすごく緊張して、肩甲骨の上のあたりまでガチガチに固まっていました(笑)。聖良として、聖良という強い味方がいたからやりきれたなっていう感じです。


 『ミュージックステーション』のスタッフの皆さんが、ドラマでいったらすごく短いシーンのためにたくさんの準備をしてくださり、ライティングからカメラワークまで完璧に作ってくださり、その熱意に私自身もものすごく感動しました。フルでお見せしたいくらい、贅沢な時間でしたし、この作品の中の歌っていうのを本当に私は大事にしてた部分だったから、そこをしっかりとお力添えをいただけたことが本当に心強くて、ありがたかったです。