久住小春と佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)がダブル主演する2024年1月23日放送スタートのドラマ『瓜を破(わ)る~一線を越えた、その先には』(TBS/毎週火曜深夜)に、酒井若菜、土村芳、石川瑠華、泉澤祐希の出演が決定した。
【写真】ドラマ『瓜を破る』、酒井若菜、土村芳、石川瑠華、泉澤祐希の場面写真
本作は、累計発行部数400万部を突破した板倉梓による漫画『瓜を破る』の実写ドラマ化。
このたび、酒井若菜、土村芳、石川瑠華、泉澤祐希が出演することが決まった。30代で性体験がないことに苦悩する主人公・まい子(久住)と人付き合いが苦手な鍵谷(佐藤)が紡ぐ、初々しい恋模様とは違った悩みや生きづらさ、孤独に直面する4人の登場人物たち。彼女、彼たちはもがきながら自分の殻を破り、そして、どんなこたえを見つけていくのか。
酒井が演じるのは、まい子の上司でいわゆる“バリキャリ”の味園美由紀。10年同棲している恋人がいるが、仕事優先の美由紀は恋人と向き合うことをせず、さらにはきつく当たってしまう。そんな中、突然恋人に去られ…。10年来の恋人との間に生まれた溝に焦燥感を覚え、相手の大切さに気付く過程を酒井が丁寧に演じる。
酒井は「キラキラしたドラマなんだろうなぁと思いながら読み始めた脚本。むしろ、“キラキラできない人たち”を描いたドラマでした。各世代の悩みを一滴もこぼさないように、丁寧に掬い上げられている脚本力に胸を打たれました」と作品の魅力を語った。
土村が演じるのは、仕事と家事、育児を両立しているまい子の同僚・染井菜々。
家族、仕事、趣味の中で苦悩する染井を豊かな表現力で演じる土村。周りに“母親”として見られることに違和感を持つ染井を通して、土村自身「人から“お母さん”として見られることに引っかかりを持つ女性がいることを、この作品に出合うまで想像もしていなかったので、ハッとさせられました」と語った。
石川が演じるのは、まい子と同じ会社に勤務する派遣社員・小平蓮。自分の外見にコンプレックスがあり、個性派ファッションと自虐的な物言いで鎧をまとう。マッチングアプリで出会いを求めるが、いつも一夜限りの関係で終わってしまう。石川が、理想と現実のギャップに悩む蓮役で独特の魅力を放つ。
石川は「恋愛や性などのコンプレックスは、悩みを抱えている本人からしたらすごく大きな悩み。それぞれが一歩ずつ自分と向き合っていくこのドラマを見て、少しでも救われる人がいたらいいなと思います」と期待を込めた。
泉澤はまい子の同僚・原幸成を演じる。5年付き合っていた恋人がいたが、自身が“ノンセクシャル”(恋愛感情は抱くが性的欲求を持たない人)であることに気付き…。
泉澤は「誰かに話すことで助けられることも、同じ悩みの人と寄り添えることもあります。いろんな恋愛の形や答えがあるのでひとりで悩む必要はないということを、原を通して伝わればうれしいです」と作品への想いを明かした。
ドラマストリーム『瓜を破る~一線を越えた、その先には』は、TBSにて2024年1月23日25時13分スタート。以降、毎週火曜24時58分放送(放送日によって放送時刻が異なる)。
キャストのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■酒井若菜
キラキラしたドラマなんだろうなぁと思いながら読み始めた脚本。むしろ、“キラキラできない人たち”を描いたドラマでした。各世代の悩みを一滴もこぼさないように、丁寧に掬い上げられている脚本力に胸を打たれました。20代のときに悩んでいたこと、30代に突入したばかりのときに悩んでいたこと、そして私が演じる美由紀のように30代の終わりに悩んでいたこと。身に覚えのある感情がドラマの随所に散りばめられています。「私たち、頑張ったよね」と視聴者の皆さんと、想いを分かち合えたらいいなと思います。
■土村芳
いろんな悩みが赤裸々に描かれているので、皆さんにもきっと共感できる部分があると思います。私が演じる染井は、結婚・出産によって独身時代にできていたことができなくなり、それが窮屈に感じます。人から“お母さん”として見られることに引っかかりを持つ女性がいることを、この作品に出合うまで想像もしていなかったので、ハッとさせられました。私もお母さんになった友達にそう接していたかもなと…。でもそんな染井を救ってくれるのも家族の存在だったりして…。考えさせられることがたくさんありました。見てくださる方にはぜひお好きな角度から、自由に作品を楽しんでいただけたらうれしいです。あと娘役の磯村アメリちゃんがすごくかわいいので、メロメロになってしまうと思います。
■石川瑠華
恋愛や性などのコンプレックスは、悩みを抱えている本人からしたらすごく大きな悩み。
■泉澤祐希
原を演じるにあたり、“ノンセクシャル”について初めて深く考えました。性の悩みは難しい問題なので、ひとりで抱え込む人が多いのかなと思います。僕だったら職場の女性には話せないですが、原は同僚女性に躊躇せずに話すんです。日本より性教育が進んでいる海外で原が育ったからかな? とか、プライベートは深く知らない職場の人くらいの距離感だとさらけ出せるのかな? など、原のキャラクターも色々考えました。誰かに話すことで助けられることも、同じ悩みの人と寄り添えることもあります。いろんな恋愛の形や答えがあるのでひとりで悩む必要はないということを、原を通して伝わればうれしいです。