松本人志三村マサカズ矢部浩之、そしてイチロー……この4人に共通することは何でしょう?
故ホイットニー・ヒューストンの愛娘、“兄”との婚約を解消
正解は、「とほほ兄貴」がいること。

「松ちゃんの兄」のとほほさは、よくネタにもされているけれど、「社会貢献的エンターティナーとして本気で音楽活動をする意味、そして活動の集大成」「NHK紅白歌合戦へ本気で出場」などと書かれたオフィシャルサイトを見るだけで、その威力は十分伝わってくる。


また、三村の兄も「無職」「メタボ」などとときどきネタにされてきた。

矢部浩之の兄・矢部美幸にいたっては、「矢部浩之の兄」という肩書をフルに活用している、プロの「とほほ兄貴」と言って良いだろう。

もともと「無職の兄」として有名だったが、最近は作家デビューし、吹田市の図書館や学校などに自著を寄贈してみたりしている。

だが、上記3人の存在を脅かす人物が、天才・イチローの兄だと思う。本業は「博○堂のデザイナー」(大木凡人のブログより)を経て、現在、デザイナーだというが、印象的だったのは、7月25日放送分「情報満載ライブショー モーニングバード!」。 イチローの電撃移籍の報道を受け、ゲストとして登場したのが、ちょびひげ&ハンチング姿のイチローの兄だった。

「移籍のことは聞いてましたか」との質問に、「それは、移籍の前にということ?」と確認したうえでのコメントは、「いいえ、聞いてないです」。

「家に帰ってテレビつけたら、ザワザワしてて、聞き慣れたフレーズ、イチローっていうのが聞こえたもんで(笑)」と、まさかの一般人より遅いタイミングだった。

続いて、「普段イチローさんとはどのくらいの頻度で連絡を取り合ってるんですか」と聞かれると、「連絡はほとんど取り合ってないです」。

イチローと野球について話をするかと聞かれても「しないです」で終了――。最後の頼みの綱、兄である利点が最も求められる「子どもの頃のイチロー」についての質問には、こう返していた。

「イチローとは五歳離れていて、私は高校出てすぐ家を出てしまったので、イチローといえばまだ小さい頃の。
まあ大きくなったなと。大きいこどものようなイメージ(笑)」

「天才(あるいは、よくできた弟)」にはとほほ兄貴がつきものなのか。ぜひしっかりした「次男司会者」を立てたうえで、バラエティ番組などで「とほほ兄貴の会」を企画してほしいです。(文:田幸和歌子
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