日本時間3月16日、第98回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』がメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。日本映画初の受賞がかかっていた李相日監督の『国宝』は、惜しくも受賞はならなかった。



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 『フランケンシュタイン』は、アカデミー賞受賞監督のデル・トロの世界観でよみがえる、ジャンル小説として確立したメアリー・シェリーの小説の実写映画。生と死を描き、人間としての意味や、愛を渇望し理解を求めることの意味を問う壮大なドラマ。天才だが苦悩に満ちた科学者ヴィクター・フランケンシュタインをオスカー・アイザックが演じる。本年度のアカデミー賞において、作品賞を含む全9部門にノミネートされている。

 吉田修一の同名小説を実写化した『国宝』は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。昨年6月に日本公開されると、ロングランヒットを記録し、国内興行収入200億円を突破。さらに、50以上の映画賞を受賞する快挙を成し遂げている。

 歌舞伎の髷や白塗りの化粧に加え、年齢と経験を重ねていく登場人物たちを表現したヘアメイクチームの豊川京子(ヘアメイク)と日比野直美(歌舞伎メイク)、西松忠(歌舞伎床山)はノミネートに際し、「アメリカのアカデミー賞にノミネートされた事は本当に喜ばしい限りです」とコメント。

 「他作品のヘア&メイキャップがとても素晴らしかったのでノミネートされた事は素晴らしいです。この映画には欠かせない歌舞伎シーンでの白塗りのメイク、歌舞伎かつらが評価された事を喜ばしく思います。そして50年間の人生の流れの表現も評価して頂けた事がとても嬉しいです。この作品に携われた事を幸せに思います。
監督、プロデューサー、全スタッフ、そしてキャストの皆様に感謝致します。ありがとうございました」と言葉を寄せていた。

<第98回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞:候補作品一覧(★が受賞者)>
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』

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