「今年の顔」といえば、なんといっても、第21回日本映画批評家大賞新人賞、第25回日本メガネベストドレッサー賞特別賞、第34回読者が選ぶ・講談社広告賞ベストキャラクター賞、ベストレザーニスト、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2012著名人部門など、数々の賞を受賞しまくり、CMやドラマなど、テレビに出まくった剛力彩芽だろう。

<フォト>ベストドレッサーなど数々の賞を受賞した剛力彩芽 汚れメイクや麻呂姿も…

 名前や顔の露出度が高まれば高まるほど、「ゴリ押し」「かわいくない」などのワードとまとめて検索され、知名度が上がり、最近はインターネットの検索で「剛力彩芽」と入力するだけでかわいそうになるくらいの予測文字が出てくることが掲示板で話題になっている。


 ここまでくると、露出度・知名度が上がることの怖さをしみじみ感じてしまう。まだ女として活動してから数年だから代表作がないのは当然なのだが、あまりにも知名度ばかりが高いため、こうして大きなマイナスからスタートした状態の剛力彩芽。まだ20歳にもかかわらず、なんとなく世間の冷たい風にさらされ続けている気の毒な彼女の良いところって、ないんだろうか。

 余計なお世話ながら、考えてみた…。1、背が高く小顔!
2、個性的な顔立ち
3、小さく腫れぼったい目

 1と2に関して言うと、長身小顔で、なおかつ普通の美人じゃない個性的な顔立ちというのは、モデルに最適だと思う。正統派美人タイプだと到底似合わないような個性派カジュアルファッションがピタリとハマるのも、大きなメリットだ。


 ちなみに、女優仕事ではあるが、バナナマン・日村の深夜ドラマ「イロドリヒムラ」に出演した際の美容師役は、かなり似合っていた。

 また、3の「小さく腫れぼったい目」を「悪口じゃないか」と思う人もいるかもしれない。でも、「小さく腫れぼったい目」界にはかつて偉大な人物がいた。そう、“山口百恵”だ。

 今は圧倒的に笑顔が多い剛力彩芽だが、少し笑顔を少なめにしてみてはどうだろう。パッチリでキラキラの瞳と違い、ミステリアスな雰囲気が醸し出されて、新しい魅力が発見されたりするかもしれない。
(文:田幸和歌子