歌手・華原朋美が、雑誌「Pen」2/1号(15日発売)の表紙に登場し、今まで多くを語ることがなかった激動の半生をインタビューで振り返り、最後の復帰にかける思いを語っている。

<フォト>雑誌Pen「ウワサの美女。」特集 華原朋美グラビアページ&能年玲奈、三吉彩花ほか、ブレイク前夜の、期待の新星

 華原と言えば、昨年12月フジテレビ系列にて放送された「FNS歌謡祭」で5年半ぶりに芸能活動を再開。
変わらぬ歌声を披露し、従来のファンはもちろん、彼女の力強い歌声に勇気をもらったという新しいファンからも注目を集めている。

 今回の雑誌「Pen」のインタビューでは、そんな華原の半生が彼女自身、そして家族の視点から赤裸々に語られている。意外にも、男の子に交じって遊んでいたからか、やんちゃで負けん気が強かったという幼少時代。芯が強く、将棋や乗馬といった今のイメージとは少し離れた趣味に熱中する一方で、芸能界への憧れも年を重ねる度に強まっていったという。小学生で中山美穂に、中学生で工藤静香のファンとなり、お年玉でテープを買って擦り切れるほど音楽を聞き、いつか「自分もテレビの中に入りたい」という憧れ…。遠峯ありさという名前での下積み時代から21歳の夏、華原朋美としてシングル「keep yourself alive」で衝撃的な歌手デビューを果たし、続けてミリオンセラーを達成。“平成のシンデレラ”と称された輝かしい時代。そんな嬉しい悲鳴とも言える多忙の中、一気にスターの階段を駆け上がるプレッシャーに重なり訪れた失恋のショックから、彼女は精神不安に陥ってしまい薬物依存状態へ…と徐々に人生の足場が崩れていき、「どうしていいかわからなかった」と綴られている。そして壮絶な薬物を断ち切るため隔離病棟での壮絶な戦いには家族の支えがあり、復帰までの気持ちの変化も書かれている。

 「ボロボロになったけど、夢は諦められなかった」、「歌に救われることって、あるはずだから…」そう振り返る彼女が復帰を果たすまでの心の葛藤は計り知れないだろう。「私は本当に家族に恵まれていた。私1人ではやり直せなかった」と、そばで彼女の夢を見守り続けた家族への感謝の気持ちも語っている。
(雑誌「Pen」2/1号よりコメント引用)

 本紙の撮影は、復帰を果たした12月の「FNS歌謡祭」の翌日に行われ、ほんの数分眉とチークを加えただけでの撮影を決行。38歳にして今再び夢の舞台へと挑む彼女の自然な“決意”の表情を映しているという。

 「Pen」編集長の安藤貴之氏は、「今回で2回目となる美人特集です。前回は武井咲さんで“まさに今からブレイクしそう”な方でしたので、今度は違うことをやると決めていました。つまり、最旬の人ではなく、かつて活躍していたけれど今はちょっと陰にいる…“でも、やっぱりこの人美しいよね”という人。そんな美女を、もう一度掘り起こすこと。その人選のなかでは、華原朋美さんがなんといっても一番でした」と、華原起用への理由を説明している。

 そのほか、雑誌「Pen」2/1号には、2013年注目が期待されるブレイク前夜のモデル・女優も一挙先取り。さらには、海外の映画・音楽業界の美女など世界のミューズたち、カレンダーガール、名画のなかの美女まで「Pen」ならではの「ウワサの美女。」特集となっている。

 再起をかける華原朋美のクラビア&インタビューを掲載の雑誌「Pen」2/1号は阪急コミュニケーションズより1月15日発売
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